海外在住者にとって、日本の書籍は日本語に触れられる数少ない“機会”ですよね。小説・漫画・ビジネス書・文芸書・絵本・・・読書が好きな人にとっては、どれも恋しくなる瞬間があるはずです。
いざ現地で手に入れようと思っても日本の書店はないため、日本から家族に送ってもらったり、海外発送サービスなどを利用したりするしかありません。でもそれだと、どうしても割高になってしまうのが悩みどころです。
今回は、私自身が海外生活で培ってきた経験から、紙の本と電子書籍、更には無料で合法的かつ効率的に本を入手・読む方法「海外から日本の本を購入して読む方法」を徹底的に列挙・紹介していきます。
誰でも取り入れられる方法なので、海外での読書生活が劇的に豊かになることをお約束します!
- 紙の本を海外から購入・手に入れる3つの王道ルート
- 海外在住者の救世主になり得る電子書籍
- 小説・漫画・絵本を合法かつ無料で楽しむ方法
- まとめ
- Q&A(海外から日本の本を手に入れる際の10の疑問)
- Q1:Kindleで日本の本が買えなくなりました。どうすればいいですか?
- Q2:Amazon Globalで本を買う場合、関税はかかりますか?
- Q3:代理購入サービス(Buyeeなど)を利用する際、関税がいくらかかるか事前に知る方法はありますか?
- Q4:海外から日本のVOD(動画配信サービス)も利用したいのですが、電子書籍サービスと併用できるものはありますか?
- Q5:紙の本の受取時に関税が高額すぎました。受け取り拒否はできますか?
- Q6:日本の漫画を無料で合法的に読めるサービスはありますか?
- Q7:子どもの日本語教育のための絵本を安く手に入れる方法はありますか?
- Q8:Kindle Paperwhiteは本当に海外生活で役立ちますか?
- Q9: 「青空文庫」ってどんな作品が読めますか?
- Q10:楽天Koboなどの電子書籍ストアを海外から利用するためのコツはありますか?
紙の本を海外から購入・手に入れる3つの王道ルート

海外在住でも、やはり「紙の本の質感・重さ・匂いが好き!」という方は多いですよね。
私も以前は電子書籍を否定していた派ですが、今は移動中などの持ち運びやすさの観点から電子書籍も利用しています。
それでも紙の本を読むあの独特な感触は、本が好きな方は譲れない点だと思います。ということで、海外で紙の本を手に入れる主なルートを3つ以下で紹介します。
ルート1:Amazon Globalで手間なく購入
最もシンプルで、初心者にもおすすめなのが、Amazon.co.jpが提供する海外配送サービス「Amazon Global(アマゾングローバル)」です。
Amazon Globalの最大のメリットは、手続きが簡単なところです。Amazon.co.jpで商品を選び、レジに進むだけで、海外の住所まで配送してくれます。
Amazon Globalの利用方法を徹底解説した記事は以下からご確認ください。↓↓


| メリット | デメリット |
| 手続きが簡単で日本のAmazon感覚で使える | 国際配送料が高くなる場合がある |
| 輸入税等前払金(関税)を事前に支払えるので、受取時に慌てない | ほかのサービスと比べて手数料が割高に感じる可能性がある |
特に「輸入税等前払金」システムは国際郵便での関税支払いが苦手な方にとって非常に便利です。
最後の決済画面で送料と関税を含めた全ての合計金額が確認できるため、予算オーバーの心配がありません。
ルート2:Buyee・ZenMarketなどの購入代行サービスを利用
Amazonでは取り扱いのない商品で、メルカリ・ヤフオク!などのフリマ・オークションサイトや日本のECサイトから商品を購入したい場合は「購入代行サービス」一択です。

購入代行サービスは、海外在住者に代わって日本のECサイトの商品を購入し、日本の倉庫に集めたあと、海外住所へ発送してくれるサービスです。
Buyee(バイイー)は、特にメルカリやYahoo!オークションからの商品購入に強く、ZenMarket(ゼンマーケット)は日本企業のECサイトにおける買い物の自由度が高く、配送方法が豊富という特徴があります。
BuyeeやZenMarketの詳しい利用方法はこちらからご確認ください。↓↓


| サービス名 | 得意なこと・メリット | 注意点・デメリット |
| Buyee (バイイー) | ・メルカリ、ヤフオク!などフリマ・オークションに強い。 ・利用登録が簡単で、最短で商品を受け取れる。 |
・関税が受け取りまで明確に分からないことがある。 |
| ZenMarket (ゼンマーケット) | ・日本のECサイトであればどこからでも購入可能で自由度が高い。 ・配送方法の選択肢が非常に多い(EMS、FEDEX、DHLなど)。 |
・商品1点につき300円の手数料がかかる。 ・アカウントへのチャージ(入金)にも手数料がかかる場合がある。 |
特にZenMarketは日本郵便の国際郵便配送(EMS、航空便など)以外にも、UPSやFEDEX、DHLなども選択できるため、国際情勢の悪化などで日本郵便が利用できない場合でも問題なく発送してもらえます。
ルート3:楽天グローバルエクスプレス・転送コムなどの海外転送サービスを利用する
自分で日本のECサイト(Amazon以外)から商品を購入し、それを海外へ転送したい場合は「海外転送サービス」を利用します。
これは、まず倉庫の住所があなたに割り当てられ、その住所を日本の配送先として指定し、商品が倉庫に到着次第、まとめてあなたの海外の住所に発送するといった流れになります。
このサービスは、自分で商品を購入する手間はかかりますが、ECサイトによってはポイント還元を受けられたり、代理購入サービスに比べると手数料が安くなったりする可能性があることがメリットです。

見落としがちな関税・輸入税に注意
海外から日本の商品を受け取る際に、誰もが頭を悩ませるのが「関税」です。
国際郵便やECサイトで送ってもらう場合、内容物と送料などを合わせた金額によっては、商品を受け取る際に支払わなければならないことがあります。
国によって関税率が異なるため一概には言えませんが、滞在国の関税について事前に調べておくと安心です。
もし、予想以上に関税が高すぎた場合はどうなるのでしょうか?
実は、郵便配達員の方に「関税が高すぎるので受け取りを拒否します」と伝えることで、荷物を持って帰ってもらうことも可能です。
ただし、注意が必要です。発送主や受け取り主の都合で受取拒否をした場合、返送にかかった送料が請求される場合があるため、関税がある程度かかるものだと覚悟をして国際郵便の発送・受け取りをすることが大切です。
関税に関する注意点や計算方法などはこちらをご覧ください。↓↓

海外在住者の救世主になり得る電子書籍

海外在住者が日本の書籍を読むための最も効率的かつ経済的な手段は、間違いなく「電子書籍」です。
紙の本と違って、国際送料や関税の心配が一切不要なのが最大の魅力です。また、重い本を何冊も持ち歩く必要がなく、Kindleなどの専用端末があれば、何千冊もの本を手のひらサイズで持ち運べます。
因みに私は白黒表示の「Kindle Paperwhite」を利用していますが、最近ではカラーでありながらも紙の本のように表示される「Kindle Colorsoft」という画期的な端末も登場しています!
電子コンテンツになるため、本をたくさん持ち歩けるということはみなさんご存知かと
思いますが、個人的には一度充電してしまえばかなり長い時間(最長12週間など)使用できる点に魅力を感じています。
Kindleで海外から電子書籍を購入するための設定方法
電子書籍の代表格であるAmazonの「Kindle(キンドル)」ですが、「海外から日本の本を買っていたのに急に買えなくなった」「そもそもなぜか日本の本が買えない」という経験をした方は少なくありません。
これは、Amazon.co.jpが居住地域を判別しているためです。しかし、簡単な設定変更をするだけで、海外からでも日本の電子書籍をダウンロードして読むことができます。
裏技的な設定手順
1. Amazonの設定変更:Amazon.co.jpの「アカウントサービス」内にある「その他の支払い方法」の中から、「1-Click 設定」をクリックします。
2. 「お客様の支払い方法」の画面で「設定」をクリックし、「住所とクレジットカード」を日本のものに設定します。
3. デバイスの言語設定:利用しているスマートフォンやタブレットの言語設定を「日本語」にしておきましょう。これを英語などの外国語にしていると、居住地域が判別されて日本の電子書籍が読めなくなることがあります。
これで日本のAmazon側から「あなたは日本国内の利用者である」と認識され、Kindle本が購入可能になります。
💡ちょっとした設定も面倒!という方へ
上記の設定変更が煩雑に感じる方や、Kindle本だけでなく、日本のオンデマンド動画サイト(VOD)などを制限なく自由に使いたいといった方は、「VPN」というサービスを導入するのも一つの手です。
VPNを導入すれば、日本のサーバー経由でインターネットにアクセスできるため、地域制限を気にせず日本在住のときと変わらずにコンテンツを利用できます。
私はこれまで3サービスほど利用してみましたが、「NordVPN」が圧倒的に利用開始までの手続きから設定まで使いやすかったため、必要な方は是非利用してみてください!



海外在住者におすすめの電子書籍ストア5選
Kindle以外にも海外からVPNなしで利用できる、または海外在住者に優しい電子書籍ストアはたくさんあります。
特に漫画や雑誌の読み放題に特化したサービスは、海外生活の大きな助けになるので要チェックです。
| サービス名 | 主な特徴・メリット | おすすめな人 |
| U-NEXT | ・動画見放題(23万本以上)+雑誌160誌以上が読み放題。 ・毎月1,200円分のポイント付与で最新作や漫画購入に使える。 |
・動画も雑誌も漫画も、日本のエンタメを全て楽しみたい方。 |
| honto(ホント) | ・大手「大日本印刷」が運営するハイブリッド型の総合書店。 ・20,000冊以上が無料で読めるキャンペーンが豊富。 |
・紙の本と電子書籍を同じストアで管理したい方。 |
| BOOK☆WALKER(ブックウォーカー) | ・KADOKAWA系列で、特に小説やライトノベルの品揃えが豊富。 ・読み放題プランのコスパが良い。 |
・ライトノベルや文芸作品を多く読みたい方。 |
| ebookjapan(イーブックジャパン) | ・ヤフー系列で、漫画の品揃えは国内最大級。 ・初回購入で70%オフクーポンなど、特典が多い。 |
・とにかく漫画をとことん楽しみたい方。 |
| 楽天Kobo(コボ) | ・楽天ポイントが貯まる・使える。 ・海外ストアでも日本語書籍を一部販売。 |
・日本在住時に楽天経済圏にいた方、ポイントを貯めたい方。 |

漫画好きの方に朗報!
集英社公式の総合電子書店「ゼブラック」では、期間限定で『ワンピース』が90巻まで無料になるなど、有名タイトルの「数十巻分無料」キャンペーンを頻繁に実施しています。

試し読みなどで少し覗けるサイトは多いですが、ここまで贅沢に無料公開してくれるのは非常に嬉しいですよね。
海外でこそ輝くKindle Paperwhiteの利便性
「電子書籍は読みにくい」という方もいるかもしれません。しかし、電子書籍リーダーの代表格である「Kindle Paperwhite(キンドルペーパーホワイト)」は、海外在住者にとって最強のデバイスです。


タブレットとKindle Paperwhiteの違い
| Kindle Paperwhite | タブレット(iPadなど) |
| ・e-ink(電子ペーパー)採用で、目に優しい。 | ・液晶画面のため、長時間読書は疲れやすい。 |
| ・太陽光の下でも反射せず、外での読書に最適。 | ・太陽光が反射して読みにくい。 |
| ・バッテリーが数週間持つ。 | ・バッテリーは数時間~数日。 |
| ・本を読むことに特化しており、気が散らない。 | ・通知などで読書が中断されがち。 |
特に海外では、不意に日本の本が読みたくなったときに、Wi-Fi機能を使ってすぐにダウンロードできるKindle Paperwhiteは欠かせません。
また、私は頭を使わない仕事・作業をするときに、Amazonの聴く本「Audible(オーディブル)」の音声に耳を傾けて情報をインプットするなど、有意義に時間を活用しています。
小説・漫画・絵本を合法かつ無料で楽しむ方法

お金をかけずに日本の本を楽しむ方法もあります。特に著作権が切れた名作や、子ども向けの読み放題サービスを賢く利用しましょう。
特に絵本などは大判本であるケースが多く、国際郵便で送ってもらうとかさばって料金が割高になることがあるため、海外在住者にとってこういったサービスは見逃せません。
また、子どもの日本語教育にも活用できるため、私もよく利用していました。
文豪たちの名作が集まったデジタル図書館「青空文庫」
青空文庫は、著作権の保護期間が終了した文学作品や、著者が許諾した作品を公開しているインターネット上の電子図書館のような存在です。
夏目漱石や芥川龍之介、太宰治など日本の文豪たちの名作のほとんどを全て無料で読むことができます。
青空文庫の読み方
青空文庫のサイトにアクセスすれば、パソコンやスマートフォンのブラウザでそのままXHTMLファイルをクリックして読むことができます。
また、読みたい作品をAmazonで検索すれば「Kindle版(電子書籍)¥0」として提供されていることも多く、Kindleアプリを通して読むことも可能です。
| 青空文庫の活用術 |
| ・サイト内の「総合インデックス」から作家別・作品別で探す。 |
| ・「アクセスランキング」を利用して人気の作品や時期ごとによく読まれる作品を探す。 |
| ・「分量で探す」から5分で読める作品や長編まで選ぶ。移動中の暇つぶしに最適。 |
U-NEXT Kids!で子どもの教育をサポート
お子さんがいるご家庭にとって、日本の絵本や学習書は喉から手がでるほど購入したいものですが、海外在住だと手に入れることが非常に難しいのが現状です。
そういった海外在住者にも嬉しいU-NEXTの新サービスが「U-NEXT Kids!」です。
U-NEXT(ユーネクスト)のサービス内にある「U-NEXT Kids!」は、0歳~12歳までを対象とした3,700冊以上の電子書籍(絵本や図鑑、学習書など)を読み放題で配信しているサービスとなっています。
| U-NEXT Kids!の主な取り扱いジャンル |
| ◆ 絵本・知育(年齢別) |
| ◆ 漫画 |
| ◆ 図鑑・事典 |
| ◆ 英語 |
最新の図鑑や人気の漫画、絵本まで幅広く取り揃えられており、海外にいながらにしてお子さんの日本語学習もサポートできます。
日本の図書館のデジタル書籍貸し出しを海外から利用
「日本の公共図書館のデジタル書籍貸し出しを、海外から利用できないか?」というアイデアは、多くの海外在住者が夢見ることですよね。
残念ながら、日本の公共図書館の電子書籍貸し出しサービスは、原則としてその自治体在住者(住民登録がある人)に限定されています。
しかし、利用を諦めるにはちょっと早いです!幾つか借りる方法があるので、以下で紹介します。
1. 日本国内に住所を持つ家族・友人の協力:自治体によっては日本国内に住んでいれば利用できる図書館もあります。日本の住所を借りて利用登録できないか、家族に相談してみるのも一つの方法です(ただし、規則違反となる場合があるため、必ず各図書館のルールを確認してください)。家族の図書カードを利用して借りる方法もありますが、こちらも各規約を要確認です。
2. 国際的な電子図書館の活用:日本の図書館ではありませんが、アメリカのニューヨーク公共図書館(NYPL)などが提供する「SimplyE」アプリや、世界中の図書館で導入されている「OverDrive」といったサービスは、現地在住であれば非常に豊富なコンテンツ(450万以上、100か国語以上)を提供しています。現地の電子図書館を利用することで、「日本の本ではないが日本語の書籍(または翻訳された本)」が見つかる可能性もあります。
3. 国立国会図書館の利用(研究者向け):国立国会図書館は資料貸し出しサービスを行っていますが、利用できるのは承認を受けた機関(図書館間貸出制度)に限られます。一般的な個人利用は難しいですが、大学や研究機関に所属している方は、所属先の図書館経由で資料利用ができないか相談してみましょう。
現地のフリマアプリで在住日本人から直接購入
これは紙の本を手に入れる裏ワザ的な方法です。特に絵本や児童書は、海外在住の日本人同士で譲り合いたいというニーズが高くなっています。
例えば、フランスのフリマアプリ「Vinted(ヴィンテッド)」や「Leboncoin(ルボンコイン)」などでは、フランス在住の日本人の方が日本の絵本や漫画、雑貨などを出品していることがあります。
XといったSNSで現地在住の日本人の方や完全帰国する方に、不用になった絵本や児童書などがないか尋ねてみるのも一つの手です。
「Vinted(ヴィンテッド)」や「Leboncoin(ルボンコイン)」の使い方はこちらの記事をご覧ください。↓↓

現地フリマアプリのメリット
| メリット | 詳細 |
| 手渡し(送料無料) | 「Leboncoin」などでは、同じ居住地域に住む出品者から直接商品を「手渡し」で受け取ることが可能。送料がかからず、欲しいものがすぐに手に入ります。 |
| 関税がかからない | 現地の個人間取引なので、国際配送ではないため、関税の心配がありません。 |
ただし、手渡しで受け取る場合は安全のため必ず2人以上で行くなど、細心の注意が必要です。現地の言語に乏しい方は、配偶者や友人などしっかりと話せる方に付き添ってもらうことをおすすめします。
まとめ
海外から日本の本を購入して楽しむ方法は、以前に比べて格段に増えていて検索すればするほど、たくさんでてきます。
予算や欲しい本の種類、そして入手のしやすさなどをしっかりと考慮して、賢く使い分けましょう。
紙の本が欲しいなら
- 手間をかけず、関税も前払いで安心したい → Amazon Global
- メルカリやフリマサイトの商品をまとめて買いたい → BuyeeやZenMarket
電子書籍が欲しいなら
- 小説やビジネス書 → Kindle(日本の設定変更必須)
- 漫画や雑誌、動画もセットで楽しみたい → U-NEXT
- VPNなしで漫画をとにかく安く読みたい → ebookjapan、BOOK☆WALKER
- 子どもの絵本 → U-NEXT Kids!(3,700冊以上読み放題)
日本の書籍は海外生活における心の支えです。このまとめを参考に海外読書ライフを充実させてください!
Q&A(海外から日本の本を手に入れる際の10の疑問)
Q1:Kindleで日本の本が買えなくなりました。どうすればいいですか?
A1:Amazon.co.jpで、あなたの居住地が海外だと認識されてしまった可能性があります。解決策は、Amazonの「1-Click設定」にある住所とクレジットカード情報を日本のものに設定し直すことです。また、利用しているスマートフォンやタブレットの言語設定を「日本語」に変更することも有効です。
Q2:Amazon Globalで本を買う場合、関税はかかりますか?
A2:かかりますが、Amazon Globalの最大のメリットは「輸入税等前払金」システムです。これは、概算の関税や消費税を商品購入時に事前に支払う仕組みで、商品受取時に高額な関税を請求されて慌てる心配がありません。
Q3:代理購入サービス(Buyeeなど)を利用する際、関税がいくらかかるか事前に知る方法はありますか?
A3:Buyeeの場合、関税がいくらかかるかは「商品を受け取るまで明確に分からない」ことがデメリットとして挙げられています。心配な場合は、事前に滞在国の税関や省庁のホームページなどで、書籍・印刷物に対する関税率を調べておくと、おおよその金額を把握できます。Amazon Globalのように関税を前払いするシステムは、代理購入サービスでは一般的ではありません。
Q4:海外から日本のVOD(動画配信サービス)も利用したいのですが、電子書籍サービスと併用できるものはありますか?
A4:U-NEXT(ユーネクスト)がおすすめです。U-NEXTは、日本の映画・ドラマ・アニメなどの動画見放題に加えて、160誌以上の雑誌と漫画・書籍も読めるオールインワンサービスです。ただし、海外からの動画視聴にはVPNが必要になる場合があります。
Q5:紙の本の受取時に関税が高額すぎました。受け取り拒否はできますか?
A5:はい、受け取り拒否は可能です。配達員の方に「関税が高すぎるので受け取りません」と伝えれば、荷物は発送元に返送されます。ただし、受取拒否をした場合、返送にかかった送料があなたまたは発送主に請求される可能性があるため、注意が必要です。
Q6:日本の漫画を無料で合法的に読めるサービスはありますか?
A6:集英社公式の電子書店「ゼブラック」では、期間限定で数十巻分が無料になるキャンペーンを頻繁に実施しています。また、電子書籍ストアのhontoでも20,000冊以上が無料で読めるなど、無料キャンペーンを積極的に活用しましょう。
Q7:子どもの日本語教育のための絵本を安く手に入れる方法はありますか?
A7:以下の2つの方法があります。
1. 電子書籍:U-NEXT Kids!を利用すれば、0〜12歳向けの3,700冊以上の電子書籍が読み放題です。
2. 現地のフリマアプリ:滞在国のフリマアプリ(フランスのVintedなど)で、在住の日本人が出品している絵本を探してみましょう。運が良ければ、手渡しで送料・関税なしで手に入ることがあります。
Q8:Kindle Paperwhiteは本当に海外生活で役立ちますか?
A8:非常におすすめです。Kindle Paperwhiteは目に優しいe-ink(電子ペーパー)を採用しており、太陽光の下でも反射せず読めるため、屋外での読書に最適です。また、バッテリーが数週間持続するため、充電の心配が少ないのも大きなメリットです。
Q9: 「青空文庫」ってどんな作品が読めますか?
A9:青空文庫は、著作権の保護期間が終了した日本の文豪たちの名作を中心に公開している電子図書館です。夏目漱石、芥川龍之介、太宰治など、近代文学の名作のほとんどが無料で楽しめます。サイト内で作品を直接読むほか、Kindle版(0円)としてダウンロードして読むことも可能です。
Q10:楽天Koboなどの電子書籍ストアを海外から利用するためのコツはありますか?
A10:楽天Koboの場合、日本の電子書籍ストアへアクセスするには、日本国内でリーダーの初期設定を済ませることや、お支払い情報を日本国内の有効なものに設定することが推奨されています。一般的に、多くの日本の電子書籍ストアは、日本のクレジットカードや日本の住所でのアカウント設定を前提としているため、これらの設定が重要になります。
