【これでもう迷わない!】海外航空券を安く買う方法を徹底列挙
海外航空券を検索し始めたものの「どこで買えばいいの?」「いつが一番安いの?」「サイトによって価格が違うのはなぜ?」と、迷いに迷うことってありますよね。
国際線のフライトは旅費の中でも大きな割合を占めるからこそ、できる限り安く、かつ安全に購入したいと思うからこそだと思います。
私自身、欧米・アジアへの渡航し、合計で三桁近い回数飛行機に乗ってきた経験から言えるのは、海外航空券をより安く買うには「知識」と「戦略」が不可欠だということです。
この記事では海外航空券購入に関するあらゆる疑問を解消し、最安値でチケットを手に入れるための具体的なノウハウを徹底的に解説します。
利用するべき航空券予約サイトや航空会社のホームページなどについても紹介しますので、この記事を最後まで読めば、海外航空券をより安く購入することが可能になるはずです!
- 海外航空券を安く買うための三大原則
- 海外航空券の安く買える「時期」を把握
- 予約サイトと航空会社から直接購入時の料金を徹底比較
- 海外航空券のおすすめ予約比較サイト4選
- 決済時の通貨と手数料の確認
- 忘れちゃいけない!“安心を買う”海外旅行保険
- まとめ
- Q&A
- Q1:航空券の価格が頻繁に変動するのはなぜですか?
- Q2: LCCとFSC(フルサービスキャリア)のどちらを選ぶべきですか?
- Q3:予約比較サイトで予約した航空券の座席指定はできますか?
- Q4:直前に航空券が安くなる「直前割引」はありますか?
- Q5:乗り継ぎ便で別々の航空会社(LCC含む)のチケットを買うのは危険ですか?
- Q6: 「ダイナミックパッケージ」とは何ですか?ツアーとどう違うのですか?
- Q7: 航空券を購入する際に、最も避けるべき時期はいつですか?
- Q8: 旅行会社が倒産した場合、航空券代は戻ってきますか?
- Q9: 航空券のキャンセルや変更は、どこに連絡すればいいですか?
- Q10: EU261法が適用されるのはどのようなフライトですか?
海外航空券を安く買うための三大原則

まずは、海外航空券を格安で買うための土台となる、三大原則からお伝えしていきます。
“三大原則”なんて聞くと、堅苦しく感じてしまうかもしれませんが、誰でもいつでもできることなので是非、落とし込んで実践してみてください。
1:徹底的に比較と検索を
飛行機のチケットを検索するとき、一つのサイトだけで決めてしまうのは非常にもったいない行為です。なぜなら、サイトによって価格が大きく異なる場合があるからです。
そのため、最低でも3つくらいは航空券購入サイトを利用して、検索と比較をすると良いです。これだけで数千円から数万円安い航空券が見つかることもあります。
信頼できるサイトを全て検索せよ
なぜ同じフライトなのに価格が異なる現象が起こるかというと、各航空会社が予約比較サイトや旅行会社に対して、割り当てた枚数や席数に対して独自の価格設定などを行っているためです。
<価格が変動する主な仕組み>
| 項目 | 概要 |
|---|---|
| イールドマネジメント | 航空会社が需要予測に基づき、運賃を動的に調整する戦略。フライトが近づき座席が埋まると価格は上昇する傾向がある。 |
| 運賃タイプによる価格差 | 同じエコノミークラスでも、キャンセル条件や予約時期によって細かく運賃区分(運賃タイプ)が分かれている。安い区分が売り切れると、次の高い区分で販売される。 |
| サイト独自の手数料 | 予約サイトによっては、航空券手配手数料や取扱手数料を徴収する場合があり、これが最終的な価格に上乗せされる。 |
これらの仕組みが複雑に絡み合うため、一つのサイトで最安値を見つけたと確信せず、信頼できる複数のサイトで検索・比較することが、海外航空券を安く買うための最初の鉄則となります。

検索履歴(クッキー)をクリアする裏技
航空券の価格はウェブサイト上での行動によっても変動する可能性があります。
航空会社や予約サイトはクッキー(Cookie)を使用して検索履歴を追跡し、「検索した人がその航空券に興味を持っている」と判断すると、価格を上げてくる戦略をとることがあります。(実際には自動で組み込まれたシステムのようなものが原因で変動します。)
https://passing-note.com/increase-flight-prices
これを避けるためには、以下の方法で航空券の検索を続けることをおすすめします。
| 方法 | 効果 |
|---|---|
| ブラウザのプライベートモードを利用 | シークレットモード(Chrome)やプライベートブラウザ(Safari//irefox)などを使用すれば、検索履歴やクッキーが残らず、常にクリーンな状態で検索できる。 |
| クッキーを定期的に削除 | 特に価格を追っている航空券がある場合、検索する前にブラウザのクッキーとキャッシュを削除する。 |
| VPN(仮想プライベートネットワーク)の利用 | 接続国を変えることで、現地の通貨や需要に基づいた価格が表示される可能性があり、より安価な運賃を見つけられる場合がある。 |

2:航空券とホテルはセット(ダイナミックパッケージ)で予約
ツアーなどを利用せず個人で旅行する場合では、航空券と宿泊先を別々に予約するより、セットで予約する「ダイナミックパッケージ」を利用するほうが大幅に安くなるケースが多々あります。
パッケージ予約の割引効果
旅行会社や予約サイトは、航空券とホテルを組み合わせることで、単体で購入するよりも大きな割引を適用するサービスを提供しています。
私も実際、「エクスペディア」を利用してフランス国内を旅行した際、航空券とホテルの同時予約によってホテル料金が大幅に割引され、それで浮いた分を良いレストランでの食事などに充てることができました。
個人で予約する自由度は保ちつつ、ツアーのような価格的メリットを享受できるのが、このダイナミックパッケージの最大の魅力です。
主要なサイトでは航空券とホテルを同時に検索・予約することで、自動的に割引が適用される仕組みになっているので、宿泊先が決まっていない方は同時に予約するようにしましょう。
セット予約ができる主要サイト
| サイト名 | サービス名 | 特徴 |
|---|---|---|
| エクスペディア | 【航空券+ホテル】海外旅行エクスペディア★パッケージツアー | 世界最大級のOTA。特にホテルとセットでの割引率が高い。 |
| エアトリ |
海外航空券+ホテルがお得! <エアトリ> | 国内・海外の幅広い商材を扱い、パッケージプランで大幅割引を提供。 |
| 海外ダイナミックパッケージ【トラベルウエスト】 | 海外ダイナミックパッケージ(JAL提携) | フライト・ホテル・送迎などを自由に組み合わせ可能。安心のサポート体制。 |
原則3:海外航空券が安いLCCを賢く利用

LCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)は、海外航空券を安く買うための究極の手段です。
特にヨーロッパ域内ではLCCの近距離フライトの料金は驚異的な安さとなっていて、私自身、初めて利用したときには「本当にこの価格で間違っていないの?!」と何度も確認したくらいでした。
ヨーロッパLCCの驚異的な安さ
ヨーロッパのLCCであるアイルランドの「ライアンエアー(Ryanair)」やイギリスの「イージージェット(Easyjet)」などは、キャンペーン期間や時期を選べば、片道航空券の最安平均は2,000円台から購入可能です(時期によってはそれよりも安く購入が可能)。

日本のLCCのイメージを更にしのぐ安さで、ヨーロッパのシェンゲン加盟国間などを自由に移動する際には、旅費を大幅に抑えることができます。
LCC利用時に理解しておくべきルール
LCCは安価な代わりに、フルサービスキャリア(FSC:いわゆる大手航空会社)では無料のサービスが、全て有料またはオプションとなっています。特に以下の点には細心の注意を払ってください。
| ルール | 詳細 | 注意点 |
|---|---|---|
| オンラインチェックイン | 必須。ほとんどのLCCでは、事前にオンラインチェックインを済ませておく必要がある。 | 当日空港のカウンターで行おうとすると、再発行手数料として高額なペナルティ(例:ライアンエアーでは20ユーロなど)が請求される。 |
| 機内持ち込み手荷物 | サイズ・重量が厳しく規定されている。基本運賃には、座席下に収納できる極小の手荷物のみが含まれることが多い。 | 規定サイズを超過すると、チェックインカウンターで高額な追加料金を請求される。荷物が多い場合は、事前に預け入れ荷物を予約すること。 |
| 搭乗券の提示 | オンラインチェックイン後、QRコード付きの搭乗券を印刷した紙、または専用アプリで提示できる状態にしておく必要がある。 | 提示できない場合は、再発行手数料がかかる。 |
| 空港のゲート | 大手航空会社と比べて、LCCの搭乗ゲートは空港のかなり奥に設けられていることが多い。 | 時間に余裕を持って空港に到着し、保安検査場もスムーズに通り抜けるように心がける。 |
遅延・欠航リスクとEU261法
LCCは利便性が高い反面、欠航や遅延する確率は大手航空会社と比べて高いと言われています。万が一の場合に備えて、以下の点に留意してください。
| 項目 | 対策/注意点 |
|---|---|
| 乗り継ぎ便としての利用 | 避けるべき。遅延や欠航が発生した場合、次の乗り継ぎ便に間に合わなくても補償はなく、新しい航空券を全額自己負担で購入する必要がある。 |
| 補償制度(EU261法) | ヨーロッパ(欧州連合・EU域内)では、飛行機の遅延・欠航時に一定の要件を満たすことで補償が得られる「EU261法」がある。 |
| 手続き | 航空会社から乗客に直接案内などはされないことが多いため、自身で「EU261法」の内容を把握し、手続きを行う必要がある。 |
海外航空券の安く買える「時期」を把握

航空券の価格は購入する時期やタイミングによって大きく変動するため、これらを知っておくだけでもかなり安く購入することが可能です。
オフシーズンやハイシーズンなどがありますが、いつ買うのが最適なのか、その「時期」を解説します。
海外航空券が安く買える時期は?
航空券の価格は需要に応じて日々変動するダイナミックプライシングが基本ですが、年間・月間の傾向を知っておけば、簡単に最安値を見つけることが可能です。
それぞれの国や地域によって人気の時期やタイミングがあるので、まずそれらを把握します。
最も安い時期は年末年始を除く12月~1月
日本から海外旅行へ行くケースで一つの例にはなりますが、年間の航空運賃の変動を見ると年末年始(12月下旬~1月上旬)を除く12月~1月が、年間で最も安くなるシーズンである傾向が高いです。
海外へ渡航する日本人が少ない時期は旅行代金が安くなる傾向にあるため、それらを狙って旅行日程を決めると良いでしょう。
その一方で、7月~8月のお盆の期間を含む夏休み期間は旅行代金がピークに達します。海外でも夏休みのシーズンになるため、海外の国内線なども料金が高くなり、混雑度も増すため、可能であれば避けるべきです。
<年間の航空運賃変動(目安)>
| 月 | 運賃の傾向 | ポイント |
|---|---|---|
| 12月~1月 | ★ (年間最安値シーズン) | 年末年始を除く。最もお求めやすい時期。 |
| 4月~5月 | ★★ (比較的安価) | GWを除き、比較的お手ごろな時期。 |
| 6月 | ★★★ (緩やかに上昇) | 夏に向けて上昇し始める。 |
| 7月~8月 | ★★★★★ (年間最高値シーズン) | 夏休み期間。特にお盆をピークに高騰する。 |
| 9月 | ★★★★ (やや下降) | 8月に比べると少し安くなる。 |
| 10月~11月 | ★★★ (徐々に下降) | 緩やかに下降傾向にある。 |
| 2月~3月 | ★★★ (緩やかに上昇) | 春休み需要に向けて価格が上昇していく。 |
理想的な予約時期は出発の2か月~3か月前
「航空券は早めに買ったほうが安い」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。早すぎるとまだ価格が高いことがあり、逆に直前になりすぎると高騰することが多いです。
一般的に、国際線では出発の2~3か月前が最も安くなる傾向があります。ただし、人気の路線やハイシーズン(観光客が多い時期)のチケットは、早めに売り切れてしまうリスクもあるため、不安であれば早めに(4~6か月前)の予約をおすすめします。
LCCのセールは半年前からチェック
LCCは需要の低い時期に集客を図るために、期間限定の大型セールを打つことがあります。
LCCの航空券の超格安セールを狙う場合は、半年前から航空会社のサイトやメルマガ、SNSなどをチェックするのがおすすめです。
セールは予告されることが多いため、情報を定期的に得ておくことで、セール開始日から安い航空券を確実に手に入れられる可能性が高まります。
渡航先ごとにオフシーズンを知っておく
前述の通り、旅行者が少ない「オフシーズン」は国や地域によって異なるため、そのシーズンを狙うことで航空券だけでなくホテル代も安くなり、旅費全体を抑えられます。
以下に国・地域別のオフシーズンを挙げていきます。
| 地域 | オフシーズンの目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 日本発着 | 1月中旬~2月、5月の連休明け、9月 | 日本の長期休暇が少ない時期が狙い目。 |
| ヨーロッパ | 冬(11月~3月) | クリスマスシーズンや年末年始を除く。寒さで観光客が減る時期。 |
| アジア(ビーチリゾート) | 雨季 | スコールは降るものの、終日雨が続くことは少なく旅費は大幅に下がる。 |
| 北米(主要都市) | 冬の寒さが厳しい時期 | 特に1月~3月は寒さが厳しく観光客が減るため、価格が下がりやすい。 |
予約サイトと航空会社から直接購入時の料金を徹底比較
海外航空券の購入先は、大きく分けて「航空券予約比較サイト」と「航空会社のホームページ(直販)」の2つがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、旅行スタイルや目的に合わせて最適な購入先を選ぶことも大切です。
予約比較サイトを利用するメリット・デメリット
海外航空券の予約比較サイトである「スカイスキャナー」や「トラベルコ」などを使って最安値の航空券を見つけると多くの場合、そこでのチケット購入を考えると思いますが、メリット・デメリットがあるのでしっかり把握しておく必要があります。
メリット:横断検索、最安値の発見、パッケージの利用
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 最安値の発見 | 多数の航空会社、旅行会社、LCCの運賃を一度に比較できるため、その時点で市場に出ている最安値を見つけやすい。 |
| 横断検索の利便性 | フライト時間、乗り継ぎ回数、料金表示などが一つの画面で見やすく整理されており、初心者でも簡単に比較・検索できる。 |
| ダイナミックパッケージ | 航空券とホテルをセットで予約できるパッケージプランが豊富で、全体として旅費を抑えられる。 |
デメリット:トラブル時の対応の遅れと自己負担リスク
価格の安さが魅力の予約比較サイトですが、万が一のトラブルが発生した場合の対応については、航空会社の直販に劣る点があることを理解しておく必要があります。
| デメリット | 具体的なリスク |
|---|---|
| 対応が遅れるケース | 欠航・遅延が発生した場合、あなたは予約サイトを通じて航空会社とやり取りすることになるため、対応が遅くなるケースがある。 |
| 言語対応の難しさ | 海外のOTAで予約した場合、トラブル時に英語での連絡・交渉が必要になることがあり、代替便の手配がスムーズにいかない場合がある。 |
| 手数料は返金されないリスク | 悪天候などで航空会社の判断により欠航し、航空券代の払い戻し対象となった場合でも、旅行会社(予約サイト)の取扱料金や手配手数料は返金されないことがある。 |
| マイル積算の可否 | 旅行会社専用の格安運賃で発券された場合、マイル積算の対象外となることや、積算率が非常に低くなることがある。 |
予約比較サイトを利用する場合は、これらのリスクを踏まえ、万が一の対応は全て「自己責任」で迅速に行う覚悟が必要です。

航空会社のホームページで航空券を買うメリット
航空会社(JALやANAなどのフルサービスキャリア)のホームページから直接航空券を購入することを「直販」といいます。
個人的にはこちらの方法をいつもおすすめしていますが、その理由などを挙げていきます。
手数料がかからず最安値になるケース
予約サイトを経由すると、サイト独自の手配手数料や取扱手数料(数百円から数千円程度)が上乗せされることがあります。
その一方で、航空会社の直販では基本的にこの取扱手数料がないため、航空会社のホームページから購入するほうが安くなるケースがあるのです。
手数料分だけ直販が安くなるケース、あるいは予約比較サイトと全く同額になるケースも多く、最終的には直販が最安値となることも珍しくありません。

変更・キャンセル・トラブル対応がスムーズ
航空会社のホームページから航空券を購入すると「変更・キャンセル・トラブル」のときに、直接やり取りできるため、スムーズに問題解決することができます。
私はこれが直販を利用する最大のメリットだと思っています。
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 対応の迅速さ | 欠航や大幅な遅延が発生した際、航空会社のサポート(コールセンターなど)に直接連絡できるため、代替便への振り替えや払い戻しの手続きが最もスムーズに進む。 |
| 変更の自由度 | 予約サイト経由では、運賃種別によっては変更やキャンセルが制限されることが多いが、直販の運賃のほうが融通が利きやすい傾向にある。 |
特にLCCを乗り継ぎ便として利用するなど、トラブルのリスクが高い旅程の場合は、直販(または募集型企画旅行パッケージ)を利用することで安心を買うことができます。
マイル積算や座席指定の自由度
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| マイル積算 | 購入した運賃に応じて、確実にマイルが積算される。 |
| 座席指定 | 予約時から無料で座席指定ができる範囲が広いことが多い。 |
| 日本語対応 | 日系航空会社はもちろん、主要な海外航空会社も日本語サポート体制が整っていることが多い。 |
【裏技】日本への帰国時は日本のサイトを利用
海外に長期滞在している方や、現地で片道航空券を購入して帰国する場合、現地の航空会社のサイトを利用する人が多いと思います(例:フランス在住ならエールフランスの現地サイトなど)。
しかし、日本へ一時帰国または本帰国する際の航空券は、あえて「日本の航空会社のサイト」や「日本の旅行会社のサイト」で購入するほうがおすすめです。
| 日本のサイトで購入するメリット | 詳細 |
|---|---|
| 価格が有利な場合がある | 海外のサイトにおいて現地通貨で決済すると、為替レートやクレジットカードの手数料によって、日本円決済よりも不利になることがある。日本のサイトなら日本円で確定した金額で購入できる。 |
| 日本語でのサポート | 予約や変更、トラブル時のやり取りが全て日本語で完結できるため、非常に安心。 |
海外発行のクレジットカードがない場合は「Wiseのデビットカード」
海外在住の方で、日本のクレジットカードを解約してしまったなど、何らかの理由で日本円決済用のクレジットカードを持っていない方もいるかもしれません。
その場合、ワンストップで複数の通貨を管理できる「Wise」の「マルチカレンシー口座」の開設がおすすめです。


この口座に付いてくる「Wiseのデビットカード」を利用すれば、日本円を所持・管理しつつ日本のサイトでスムーズに決済することが可能です。海外在住者であれば、日本居住者よりも簡単に登録・利用できる場合があります(マイナンバーカードの提示などが不要なため)。
海外航空券のおすすめ予約比較サイト4選

それでは海外航空券の料金比較ができて、効率的に安い航空券を見つけられる予約比較サイトですが、どこが実際使いやすくておすすめなのか、私が個人的な見解で厳選した4社について、その特徴とサービスを以下で詳しく解説していきます。
トラベルウエストの「海外ダイナミックパッケージ」
「トラベルウエスト」は、特にJALと提携した「海外ダイナミックパッケージ」に強みを持っています。
航空券と宿泊を自由に組み合わせたいけれど、大手航空会社の安心感と手厚いサポートも欲しいという方には最適な選択肢です。
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| JAL海外ダイナミックパッケージ | JAL国際線(コードシェア便を含む)のフライトとホテル、オプションの送迎・観光を自由に組み合わせられる募集型企画旅行。 |
| マイル積算・利用 | JALマイルを貯めたり、使ったりすることが可能。 |
| 安心サポート | 募集型企画旅行であるため、旅程保証制度や特別補償制度が設けられており、万が一のトラブルの際にも充実した体制でサポートを受けられる。 |
| 予約期間 | 360日前から出発24時間前までWeb予約可能(JALの場合)。 |
| セット割引 | 国内ダイナミックパッケージでは、ホテルが10%オフのセット割で提供されるなど、セット割引が魅力。 |
手配の自由度と、旅行会社・航空会社の安心サポートを両立させたい方に強くおすすめします。
アップルワールドの「Travelist(海外格安航空券)」
「【トラベリスト】」は、株式会社アップルワールドが運営する航空券比較予約サイトで、より安い航空券を手軽に比較・予約できることで知られています。
何よりもまず価格重視で、お得に旅行したい方にはおすすめのサイトとなっています。
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| リーズナブルな価格設定 | 通常の航空会社のサイトで購入するよりも安い料金で航空券を提供することが多い。 |
| 高還元率ポイント | トラベリストポイントが貯まる(国内航空券で3.00%、アプリ予約で5.00%)。貯めたポイントは次回の予約やPayPayポイントに交換可能。 |
| LINE通知サービス | 事前予約やLINE通知サービスを活用することで、最もお得なタイミングでの値下がり情報を受け取れる。 |
| アプリ割引 | アプリから予約すると、ポイント還元率が5.00%にアップし、航空券料金もWebから予約するより500円安くなる。 |
| 直感的な操作性 | シンプルで分かりやすいデザインと操作性で、初心者でもスムーズに予約を完了できる。 |
とにかく「安さ」と「ポイント還元」を追求したい方にとって、トラベリストのアプリは必須のツールと言えます。
アドベンチャーの格安航空券予約サイト「-skyticket-」
「格安航空券予約サイト スカイチケット」は、国内・海外航空券にとどまらず、ホテル、レンタカー、ツアー、高速バスなど幅広い旅行商材を提供する総合旅行予約サイトとなっています。
多言語対応が充実しているため、日本人だけでなく海外の旅行者にも利用されているサイトです。
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| 総合旅行予約 | 国内・海外航空券の横断検索に加え、ホテル、航空券+ホテル、海外ツアー(募集型企画旅行)など、旅の全てをワンストップで予約可能。 |
| 多言語対応 | 42ヶ国語言語対応(旧18ヶ国語)で、海外からの利用者にも使いやすい。 |
| skyticket プレミアム | 月額550円の有料会員サービス。約100万件のサービス(宿泊施設、飲食店、レジャー施設など)を優待価格で利用でき、国内最安値が保証されている特典もある。 |
| LCCの取り扱い | LCCを含めた世界の航空会社の格安航空券を提供しており、幅広い選択肢から最安値を見つけやすい。 |
旅のあらゆる手配を一括で済ませたい方、また国内旅行やレジャーもお得に楽しみたい方(プレミアム会員)におすすめです。
エアトリの格安航空券・海外旅行サイト「エアトリ」
「エアトリ」は、国内外の格安航空券を扱う大手サイトの一つで、特に航空券と宿泊のセット割引に強みがあります。
テレビCMも放送されていたこともあり比較的知名度が高く、豊富な旅行商材が用意されていることが魅力です。
| サービス名 | 特徴 |
|---|---|
| パッケージ割引 | 航空券と宿泊プランをセットで予約することで、料金が大幅に割引されることが多い。特に短期間の旅行予約にメリットがある。 |
| 利便性の高さ | 航空券と宿泊を一度に検索できる機能に優れており、パッケージプランの比較が簡単。 |
| 幅広い商材 | 国内航空券、海外航空券、ツアー、ホテル、新幹線、レンタカーなど、国内外のあらゆる旅行商材を一括で取り扱っている。 |
| ポイント還元 | エアトリポイントが貯まる(ホテル予約の通常還元率は2%、アプリなら最大5%)。 |
手軽に航空券と宿泊を手配したい方、特にパッケージプランのお得さを重視する方にとって、エアトリは非常に便利な選択肢となるでしょう。
決済時の通貨と手数料の確認

海外のサイトで航空券を購入する際、日本円(JPY)または現地通貨(例:USD、EUR)のどちらで決済するかを選択できます。どちらを選ぶかで最終的な支払い総額が変わってくるため注意が必要です。
現地通貨(例:USD)決済:為替レートが有利な場合が多いですが、利用するクレジットカード会社の為替手数料や事務処理手数料がかかります。
日本円(JPY)決済:航空会社や予約サイト側で設定されたレートが適用されます。このレートは一般的に、クレジットカード会社のレートよりも割高であることが多いです。
海外サイトで安価な航空券を見つけた場合は、為替手数料が低いデビットカード(例:Wiseデビットカード)などを活用し、現地通貨での決済にチャレンジしてみるのも一つの手です。
旅の安全性を高めるための航空会社の選び方
格安を追求するあまり、安全性やサービス品質を犠牲にするのは本末転倒です。
フルサービスキャリア(FSC):JAL、ANA、エールフランス、ブリティッシュ・エアウェイズなど。価格は高いですが遅延・欠航時の補償やサービス(機内食、エンターテイメントなど)が充実しており、初めての海外旅行でも安心です。
格安航空会社(LCC):ライアンエアー、イージージェット、ピーチなど。価格は安いですが遅延・欠航時の保証は限定的で、全て自己手配となるリスクがあります。


特に重要なのは「乗り継ぎ」を含むフライトで、LCCを利用する場合は、遅延や欠航が発生しても自己責任で対処できる十分な時間的・経済的余裕を持つことが大切です。
忘れちゃいけない!“安心を買う”海外旅行保険

最後はテーマからは少し逸れてしまいますが、とても大切・重要なことなので“安心を買う”という意味でも海外旅行保険について紹介します。
最安値で航空券を予約できたとしても、旅先でのトラブルに見舞われては元も子もありません。安全で快適な旅のために必ず海外旅行保険も確認しておきましょう。
海外旅行保険の重要性
どれだけ航空券を安く購入できたとしても、海外旅行保険に加入していなければ、万が一の事態で莫大な費用を請求されるリスクがあります。

私自身の知人が怪我をして通院した際、数十万円もの医療費を請求されたという話を聞いたことがあります。海外では医療費が非常に高額になることが珍しくありません。
| リスク | 対策 |
|---|---|
| 高額な医療費 | 滞在中に事故や病気で入院・治療が必要になった場合、保険なしでは自己負担額が数十万円、数百万円に及ぶことがある。 |
| 保険への加入 | 航空券の予約と並行して、必ず海外旅行保険へ加入しておく。補償内容(治療・救援費用など)を十分確認すること。 |

まとめ

海外航空券を安く、かつ安心して購入するためのカギは、「最安値の時期を狙い」「複数の信頼できるサイトを横断的に検索し」「航空会社直販と予約サイトのメリット・デメリットを理解して使い分ける」ことにあります。
これらの戦略を駆使すれば、あなたはきっと納得のいく価格で海外航空券を購入できるはずです。賢く安くチケットを手に入れ、最高の海外旅行を楽しんできてください!
Q&A
Q1:航空券の価格が頻繁に変動するのはなぜですか?
A:航空券の価格は、航空会社が収益を最大化するために行う「イールドマネジメント」戦略に基づき、需要と供給に応じて動的に調整されているためです。空席が少なくなったり、特定の路線の検索が増えたりすると、価格が上昇するように設定されています。また、同じ便でも運賃タイプが細かく分かれており、安い席から順に売れていくことで、価格が上がっていきます。
Q2: LCCとFSC(フルサービスキャリア)のどちらを選ぶべきですか?
A:価格優先ならLCC、快適性・安心・サービス優先ならFSCです。短時間のフライトや、旅費を極限まで抑えたい場合はLCCが最適です。しかし、LCCは遅延・欠航時の保証が少なく、手荷物や座席指定が有料のため、総合的な費用をよく比較する必要があります。長距離フライトや、初めての海外旅行、ビジネストリップには、サポートが手厚いFSCが推奨されます。
Q3:予約比較サイトで予約した航空券の座席指定はできますか?
A:可能です。ただし、予約比較サイトが発券した運賃タイプによっては、座席指定が有料になる、または搭乗直前のチェックイン時まで指定できない場合があります。また、指定できる座席の範囲が航空会社直販よりも狭いこともあります。一般的には、予約完了後に航空会社の予約番号(6桁の英数字)を確認し、航空会社のホームページで手続きを行うことになります。
Q4:直前に航空券が安くなる「直前割引」はありますか?
A:ごく稀に存在しますが、国際線で直前割引を狙うのは非常にハイリスクです。航空券の価格は出発が近づくほど高騰する傾向があります。直前に安くなるのは、航空会社がどうしても埋めたい空席を放出する場合などに限られます。確実な旅程を組むのであれば、出発の2~3か月前を目安に予約するのが最も合理的です。
Q5:乗り継ぎ便で別々の航空会社(LCC含む)のチケットを買うのは危険ですか?
A: 極めて危険であり、避けるべきです。別々に購入した航空券(自己乗り継ぎ)の場合、最初のフライトが遅延・欠航しても、次の航空会社は一切責任を負ってくれません。乗り遅れた場合、次の航空券は無効となり、全額自己負担で新しいチケットを購入する必要があります。乗り継ぎが必要な場合は、同一航空会社の通しチケットか、信頼できる旅行会社のパッケージツアーを利用しましょう。
Q6: 「ダイナミックパッケージ」とは何ですか?ツアーとどう違うのですか?
A:ダイナミックパッケージは、航空券とホテルを利用者自身が自由に選び、組み合わせて予約する形態の旅行商品です。一方で、従来のパッケージツアーは、旅行会社があらかじめフライトやホテル、観光内容を決めて提供するものです。ダイナミックパッケージは、自分で予約する自由度を保ちつつ、セット割引によるお得な料金が適用されるのが特徴です。トラベルウエストのJALダイナミックパッケージのように、トラブル時のサポート体制も充実しています。
Q7: 航空券を購入する際に、最も避けるべき時期はいつですか?
A:お盆期間を含む7月下旬~8月、年末年始、ゴールデンウィークの時期です。これらの時期は日本人の需要が最も高まるため、航空運賃は年間で最高値水準に高騰します。旅行時期をずらせるなら、年末年始を除く12月~1月や、5月の連休明けなどを狙うことで、費用を大幅に抑えられます。
Q8: 旅行会社が倒産した場合、航空券代は戻ってきますか?
A:旅行会社が倒産した場合でも、旅行業法に基づき、営業保証金制度や弁済業務保証制度によって旅行代金の一定額が弁済される仕組みがあります。ただし、全額が戻ってこない場合や、手続きに時間がかかる場合があります。大手旅行会社や上場企業(エアトリ、skyticket、Travelistの運営会社など)を選ぶことで、このリスクを最小限に抑えることができます。
Q9: 航空券のキャンセルや変更は、どこに連絡すればいいですか?
A:
| 購入先 | 連絡先 | 注意点 |
|---|---|---|
| 航空会社(直販) | 航空会社のコールセンター | 最も迅速に対応が可能。運賃規定に基づき、手数料を引いた額が払い戻しされる。 |
| 予約比較サイト/旅行会社 | 予約サイト/旅行会社のサポートデスク | 航空会社とのやり取りを代行してもらうため、対応に時間がかかることがある。サイト独自の手数料は返金されない場合がある。 |
Q10: EU261法が適用されるのはどのようなフライトですか?
A:EU261法(Regulation (EC) No 261/2004)は、乗客の権利を保護するためのEUの法律です。主に以下のフライトに適用されます。
| 適用対象 | 詳細 |
|---|---|
| EU域内発着のフライト | EU加盟国から出発する全てのフライト。 |
| EU域内へのフライト | EU域外から出発し、EU加盟国に到着するフライトで、かつ運航する航空会社がEUのキャリア(EUに本社がある航空会社)である場合。 |
| 対象事象 | 航空会社の都合による2時間以上の遅延、欠航、搭乗拒否(オーバーブッキング)など。 |
補償を得るためには、乗客自身で航空会社に請求手続きを行う必要があります。
