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【知らないと損する!】国際線の飛行機コードシェア便のデメリット

海外旅行

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海外旅行や海外出張、留学やワーキングホリデー、ノマドの人など、さまざまなケースでよく国際線の飛行機を利用しますが、「コードシェア便(共同運航便)」という表記を見たことがあるはずです。

このコードシェア便は、2社以上の航空会社が共同運航している便(飛行機)を指し、航空券やオンラインチェックインのページなどで、複数の航空会社の便名が付与されていることが確認できます。(例えば、「AF1234便・KL1234便」などといったアルファベットと番号の組み合わせのものです。)

日本からフランスへ行く便の場合は、JALとエールフランスのコードシェア便など、出発国と目的地国の運航会社が共同で運航していることが多く、機体も各航空会社のものを使用して運航されます。

しかしこのコードシェア便、乗り継ぎなどで利便性が高いなどといったメリットもある一方で、大きなデメリットもあります。

冒頭で結論から言うと何かの理由で欠航などの問題が発生すると、払い戻し(返金)に双方(コードシェア便の2社)が応じなかったり、責任を押し付け合ったりする場合があるのです。

これは私も経験しない限り気付き得なかったことなので、今回実際に2回も体験した話を交えて、コードシェア便のデメリットを紹介していきます。

私は航空会社のホームページから航空券をよく購入するのですが、「旅行サイトから航空券を購入していたら良かったな」と思えた事案でした。

こういった問題では間に入って対応してくれることもあるので、航空券の購入先で迷っている方は「エアトリ」などの航空券検索・予約サイトもおすすめです。

コードシェア便は一部区間のみの払い戻しは不可であることがデメリット

私の体験を踏まえて説明すると、まずコードシェア便でも出発国と目的地国を直接結ぶ直行便であれば問題は生じません。しかし、乗り継ぎがある航路の場合は注意が必要です。

例えば日本からフランス・パリを経由してフランス・マルセイユへ行くために国内線に乗り継ぎ便がある場合、日本からパリの航空券1枚と、パリからマルセイユへの航空券1枚があります。

仮にパリからマルセイユまでのコードシェア便が何らかの理由で欠航すると、その区間のみ代替便を提案してくれます。

ここで「EU261法」の補償の範囲内であれば補償の請求も可能ですが、今回の場合は同法の適応範囲外のケースを想定して話を進めています。同法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。↓

【これで完璧】「EU261法」で補償を受ける要件・手続き方法を解説!
ヨーロッパ(欧州連合・EU域内)では、飛行機の遅延・欠航時に一定の要件を満たすことで補償が得られる「EU261法」というものがあります。 航空会社から遅延・欠航したあと乗客に直接案内などはされないことが多いため、自身で「EU261法」の内容...

しかし、どうしても元の旅程に近い形で目的地国に到着する必要があるなど、利用者の都合上、それでは予定が合わないときや、航空会社による代替便の提案が不可能な場合、選択肢は以下の3つになります。

【一部区間が欠航した場合の選択肢】
1. 航空会社からの代替便や代替輸送方法があれば受け入れて、欠航した区間をそれで移動する
2. 欠航した区間で自身の都合の良い便を探し、実費で予約しなおす
3. 出発便から航空券自体をキャンセルして払い戻しを受けて、別の便を初めから予約する

1の場合はやむを得ず妥協する形となりますが、時間の縛りや予定がない方はそれでも良いかもしれません。

それでも2のようにどうしても予定していた旅程(到着時間など)で、旅を続けなければならない人は、航空券や高速鉄道・高速バスなどを実費で予約しなおす必要がでてきます。

中には搭乗予定だった飛行機が欠航し、「代替便の提案が受け入れられないのは、その人のせいだ」と言う人もいるかもしれませんが、2のケースでは乗り継ぎ便の分まであらかじめ航空券代金を支払っていますが払い戻しがされません。

また、欠航した区間を自分で用意した場合は、ほかの便や高速鉄道・高速バス、あるいはレンタカーやタクシーなど、実質2重負担になってしまいます。

また3を選んだ場合も、燃油サーチャージがかなり上がっている中で直近のフライトを再度予約するとかなり高額になるため、予約時と同等の金額の航空券を購入するのなら、数か月先の便になってしまうデメリットがあるのです。

コードシェア便ではどちらの航空会社が対応するのか不明確

私のケースではエールフランスとJALのコードシェア便(提携運航便)で、エールフランスのホームページから航空券の予約をしていました。

フランスから日本の成田を経由して、地方空港へ向かう便(日本の国内線のフライト)について1か月ほど前に欠航通知メールがきていたので、エールフランスに対して欠航した区間の補償若しくは返金(払い戻し)を求めるメールをしましたが、「コードシェア便で日本国内のフライトであるためJALへ問い合わせていただき、対応を求めてください」という旨の返信が届きました。

そのためJALに対して経緯を説明し、返金などの対応を求めましたが以下のような問い合わせに対する回答が届き、どちらにも対応を求めることができなくなったのです。↓

各航空会社の言い分は、
エールフランスは「日本国内の運航便なので、提携している日本の航空会社が対応する」
JALは「手配元のエールフランスが代替便などの手配を行い、代替便が手配できない場合の地上交通費などの費用負担についてもエールフランスが窓口となる」

といった内容で、結局返金などもされないまま「これで対応は終了とさせていただきます」となった訳です。

その後も詳細にわたってJALに説明をしましたが、「どうしても対応は不可能」という結論に至りました。

コードシェア便を避けて1社のみの運航便の利用がおすすめ

国際線の飛行機を利用しようと思うとコードシェア便である場合が多いですが、欠航や遅延などにより、予定していた乗り継ぎ便に乗れないことで補償や返金(払い戻し)に係る対応をスムーズに受けたいのであれば、1社のみの運航便を探して航空券を予約することをおすすめします。

私のケースのようなことが海外の国内線で起きると現地語で現地の窓口で行わなければならなくなり、非常に面倒ですし、言語能力がない方は泣き寝入りしなくてはならない可能性もでてきます。

乗り継ぎ便がある航路でコードシェア便以外を見つけるのが難しいという方は、そういった問題が発生した際にどのような対応をしてくれるのか、若しくは対応できないのか規定などを確認しておくと良いです。

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