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フランスの生活保護にあたるRSAについて解説

フランス

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みなさんこんにちは!
Passing Note(パッシングノート)のWataruです。

フランスにはさまざまな手当や支援があり、過去にも記事で紹介してきました。↓

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パンデミックによって職を失った人は失業手当が得られますが、その条件に当てはまらず支給されない方や、パンデミックでそもそも就職できなかった方など、生活に困っている方がいるかと思います。

在仏日本人の方でも配偶者・パートナーの方が失業した場合や、病気や怪我で働けなくなったなど、生活に困っているけれど誰にも頼れないという状況の方もいるかもしれません。

また、個人事業主で仕事が大幅に減ってしまった方や、産休時に産休の手当(収入とみなされます)をもらっても一定収入よりも下回る場合はRSAの受給が可能です。

そういった方々のために、今回フランスの生活保護にあたるRSA(Revenu de Solidarité Active)の申請・受給方法を大まかに解説していきます。

中には悪用している人もいるようですが、本当に困っている方で受給要件を満たす方は、是非申請してみてください。

フランスの生活保護にあたるRSAを受給できる条件

RSAをフランスで受給する条件と言っても学生であったり、外国人であったり、夫婦、シングルマザー、シングルファザーなど、状況は人それぞれです。

まず、RSAが受給可能となる最低世帯収入がこちらのサイトに記載されています。

https://www.mes-allocs.fr/guides/rsa/conditions-rsa/

定期的に変更されることがありますし、政策などによって条件の変更もあるので、申請する際に再度、最新情報を確認されることをおすすめします。

細かい受給要件に関しては大まかに以下のようになります。

【フランス国籍所有者】
上記サイトにある一定収入以下
フランスに住居がある方
Pôle emploiに登録している方
学生不可で25歳以上
失業保険の受給対象外であること
過去3か月間の収入を提示(0でも)
【EU各国の国籍を持つフランス在住者】
上記サイトにある一定収入以下
学生不可で25歳以上
フランスに住居があり、3か月以上居住していることが証明できる方
Pôle emploiに登録して職業訓練を受けている方
失業保険の受給対象外であること
過去3か月間の収入を提示(0でも)
【EU各国の国籍を持たないフランス在住者(日本人など)】
上記サイトにある一定収入以下
学生不可で25歳以上
在留カードを保有しており、その有効期間が5年以上

RSAの受給対象・受給金額が知りたい方はシミュレーションを

上記以外にも細かい条件があるのですが、「自分がRSAの受給対象となるのか」、「受給金額がいくらになるのか知りたい」という方は、CAF(Caisse d’Allocations Familiales=家族手当金庫)のサイトにシミュレーションがあるので、そちらに必要事項を入力して確認することが可能です。

⇒ CAF・RSAシミュレーション

因みにそれぞれの条件下における受給額は、以下の表のようになっています。↓

2022年4月1日から2023年3月31日までの期間における支給月額

 扶養人数 一人暮らしの場合 カップル・夫婦で暮らす場合
0 575,52€ 863.28€
1 863.28€ 1035.94€
2 1035.94€ 1208.60€
それ以上一人当たり 230.21€

これらの金額は、CAFの住居手当(Allocation Logement)などを含んだ金額となっているため、計算を間違えないようにしましょう。

受給条件を満たしていれば、以下のCAFのページ下部にある「Si vous avez un droit estimé au Rsa, vous pouvez faire directement votre demande en ligne.」から、受給申請が可能です。

RSAの受給者は定期的に就職活動や収入変動の報告が必要

RSAは永久的に受給し続けられるのかと言うと、答えは「ノー」です。

定期的(6か月に1回程度)にソーシャルワーカー(assistante sociale)と面接を行い、個人事業主であれば最低賃金を満たす仕事ができるように計画をしたり、就職活動をしている方であれば、その動向の報告をしたりする必要があります。

また、仕事をしている人でRSAを受給している場合は、収入の変動も随時報告が必要です。

収入を増やす努力や就職する意欲のない方だと面接時に判断されれば、RSAの支給が停止される可能性もあります。

最後に

フランスにはさまざまな支援金・補助金が存在しており、外国人の留学生でも受給できる住居手当があります。

在仏日本人で経済的に本当に困っていても「外国人だから、、、」と申請に踏み出せない方もいるかもしれませんが、こういったときのためにも日頃から税金を納めています。

RSAを受給して、その後就職したり、収入を高めたりできれば、またしっかり税金を納めればいいのです。

なので、受給条件を満たしているのであれば合法的にRSAを受け取れるので、躊躇せずに申請するようにしましょう。

それでは、À bientôt!!!

 

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