みなさんこんにちは!
Passing NoteのWataruです。
日本のパスポートは海外でも発行・更新が可能ですが、一時帰国の際についでにパスポートの更新をしてしまおうと考える人は少なくないと思います。
以前執筆した記事では、日本政府が2024年からパスポートの電子申請を開始する方向で動いている旨をお伝えしましたが、デジタル化推進の一環として電子申請を可能にするシステム構築にかかる予算が含まれていることが分かりました。
旅券の電子申請、22年度開始方針…手数料のクレカ払い可能にhttps://t.co/Cvo88HSaWZ#社会
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) September 30, 2020
日本政府も発表しているように、2022年度中にパスポートの電子申請ができる可能性が高くなりました。
日本国内在住者はもちろん、海外在住者にも朗報だと言えるので今回はメリットをまとめています。
2022年度中の予定なのでまだ先の話ですが、是非参考になさってください。
パスポートの電子申請・更新申請が海外にいても可能に!?
今のパスポートの申請・更新方法は、申請時に窓口となる旅券センターや旅券コーナーに行き、申請手続きをする必要があります。
書類も「戸籍謄本」が必要な場合があるなど、非常に時間と手間がかかってしまいます。
また、申請時と受け取り時の2回にわたって足を運ばなければいけないことも「面倒だなぁ」と感じてしまうことの1つでもありますし、短期間の一時帰国をしている方にとっては一時帰国でのパスポートの発行・更新が不可能となってしまいます。
しかし、パスポートの電子申請システムでは「申請書・戸籍謄本・証明写真」などの必要書類が不要となり、パソコンやスマートフォンで必要な情報を入力すれば、申請がインターネットで済むようになります。
このため、海外から一時帰国前にパスポートの電子申請・更新申請をしておくことで、「一時帰国してから申請手続きをする」という1ステップを省略することが可能になります。
パスポートの発行手数料はクレジットカード払いが可能に
更に今までパスポートの電子申請・更新申請時に必要な収入印紙の購入など、各種発行手数料の支払いは現金のみとなっていました。
しかし、この新しいシステムの導入に合わせて、クレジットカード払いができるようにする方針も明らかにされています。
このため海外在住者でもオンラインで収入印紙の決済が可能となる見込みです。
パスポートの電子申請・更新申請時はマイナンバーカードなどで身分確認
これまで必要だった戸籍謄本や証明写真や、窓口で行っていた身分証明書の確認などは、マイナンバーカードの利用などが検討されています。
ここで「海外在住だからマイナンバーカードを持っていないし、結局パスポートの電子申請・更新申請ができないじゃん。」と思うかもしれませんが、日本の総務省が海外在住者向けにマイナンバーカードを発行する動きをみせています。
マイナンバーカード以外でも身分確認が可能になるかもしれないので、ここはシステムが開始されるまで分からないところではあります。
また、このパスポートの電子申請のシステムですが、「海外からのアクセス制限」や「海外クレジットカードの使用制限」などがされる可能性も0(ゼロ)ではないため、確実に海外在住者が利用できるかどうかはまだ不明です。
最後に(パスポートの郵送交付も検討中か?)
上記のほかにも、パスポートの受け取り方に変化が生まれるかもしれないという話が過去には出ていました。
【政治】パスポート郵送交付へ 電子申請やカード払い検討https://t.co/bWVHK3BoVs
— 東京新聞(TOKYO Web) (@tokyo_shimbun) September 21, 2019
このように、将来的に国内の自宅に郵送交付してもらえるようになる可能性もあります。
こうなれば、オンラインでワンストップ申請が可能となるので利便性がかなり高まりますが、あとは個人的にセキュリティの問題が気になるところです。
2022年度にどのような形でパスポートの電子申請・更新システムがリリースされるのか、期待して待ちたいと思います。
それでは、À bientôt!!!