日仏(日本とフランス)国際結婚(国際カップル)の子どものバイリンガル教育方法や勉強方法などについては、探せば幾らでもありますが、「その機会やどこに行ったら継続的に文化や言葉に触れられるのだろう?」、「同じ境遇の人(国際結婚のカップル)とコミュニケーションが取れるのだろう?」と思ったことはありませんか?
国際結婚で子どもがいて、完全帰国後も「将来の選択肢のために、しっかりとバイリンガルに育てたい」と思っている人に、今回は勉強方法などではなく、その手段や機会のつくり方について紹介していきます。
とにかく日仏国際カップルで子どもがいる人のSNSグループや、アソシエーション(association=協会)を有効活用したり、政府公認の学習ツールやレッスンを探したりすることがおすすめです。
当たり前のようで「その手があったのか!」という方法もあるので、気になる人はこのブログ内容を是非チェックしてください。
フランス政府公認のオンラインレッスン「CNED」
国際カップルの間に生まれた子どもに日本語以外の言語を学ばせたいと思っても、「どういったレッスンを選べば良いのか」、「できればしっかりした内容のクラスに入れたい」など、悩みを抱えている人もいると思います。
そこでおすすめなのが海外政府公認のオンラインレッスンです。
フランスであれば政府公認のオンラインレッスン「CNED」というものがあり、現地の学校と同様のカリキュラムで小学校から高校までの授業を受けることができます。
日本にいながらも現地と全く同じではないにしても、同様な内容の教育が受けられるため、将来海外の中学校や高校、大学に入りたいと本人が言ったときに、スムーズに転校させることが可能です。
日本にある海外政府公認の学校に通わせる選択肢も
先ほどはオンラインのレッスンを紹介しましたが、次はオフラインの学校になります。
日本でもフランス政府公認の学校に通わせることができるので、ネットで軽く検索してみてください。
フランスの場合は、フランス語のいわゆるインターナショナル・スクールのようなものが東京に「lycée français international de Tokyo(東京国際フランス学園)」、京都に「京都国際フランス学園(Lycée Français International de Kyoto)」があります。
同じ境遇の子どもたちと友達になれるほか、親や保護者も知り合う機会が得られるため、勉強以外のつながりの部分でもメリットがあると言えます。
「アリアンス・フランセーズ」と「アンスティチュ・フランセ」
日本には「アリアンス・フランセーズ」と「アンスティチュ・フランセ」というフランス政府公式機関があり、主にフランス語講座の開講や文化交流などを行っており、一般の人でも参加できるさまざまなイベントも開催しています。
ここでも幼児から大人に至るまでフランス語学習ができ、日仏カップルだけでなく、フランスに興味のある人、フランス語を勉強している人など、さまざまな人と出会い、コミュニケーションを取ることが可能です。
また、フランス語の本、雑誌、CD、DVDのレンタルも可能。児童書やアニメもあるので、学習などに活用できます。
SNSグループを見つけて定期的に交流する機会を創出
Facebookなどにはグループ機能があり、国際交流を目的としたグループなどが多く作られています。
その中に国際結婚、国際カップルの子ども同士の交流グループも数多くあるため、自身の住んでいる地域のグループを見つけて参加してみるのも良いです。
そのグループで知り合った人たちからフランスに関する各種情報やイベントなども得られたり、グループの交流会とは別の部分で交流できるようになったりと発展していくこともあるので、是非参加してみてください。
活発なところだと国際カップルの子ども会のような雰囲気で、和気あいあいと定期的に一緒に出かけたり、ピクニックをしたりすることもあるので、大人も楽しめるかと思います。
ただ、SNS上には悪質なグループなどもあるので、しっかりと見極めることも大切です。
これらは一例であり、ほかにも日本で子どもにフランス語を忘れさせない方法は幾つもあるので、是非自分なりの方法で見つけて楽しく言語学習や交流ができる環境を作りましょう。