海外在住者であれば日本のアマゾンの商品が海外にいながら購入できて、海外配送まで行ってくれる「アマゾングローバル(Amazon Global)」を、1度は利用したことがあるという方が多いのではないでしょうか。
さまざまな海外配送サービスがある中で、なぜアマゾングローバルがここまで利用されているのか。今回は他の海外配送サービスとの異なる点を紹介していきます。
結論、関税や海外配送方法の選定など、1人では決めきれないといった方にはアマゾングローバルはおすすめです。
アマゾングローバルは他の海外配送サービスと異なり本人確認が不要
アマゾングローバルとは異なり、2013年4月1日に「犯罪収益移転防止法」が改正されたため、他の海外配送サービスにおいては海外在住者であってもサービス利用者全員に本人確認手続きが求められます。
他の海外配送サービスでの本人確認手続きは、本人確認書類のアップロードを行いますが、サービス側で確認・承認されるまで最長2週間程度かかるため、すぐにサービス利用できないことがデメリットの1つとして挙げられるのです。
この本人確認手続きがアマゾングローバルでは不要で、日本にいるかのようにアマゾンにある商品を買い物かごに入れて決済するだけと、スムーズな購入体験を提供しています。
アマゾングローバルでは海外配送料や関税の心配が要らない
他の海外配送サービスでは日本郵便の航空便や船便、UPS、DHLなど、料金と到着目安を確認して海外配送方法を選択することができますが、「あり過ぎて決められない」や「どれが一番安心なのか分からない」といった声もあります。
アマゾングローバルでは海外情勢が不安定なときにもヨーロッパであれば最短4日から5日、最長でも10日で配送を完了してくれるので安心して商品注文が可能です。
ちなみにアマゾングローバルでは海外配送料は商品の種類や大きさなどを基に自動計算され、決済の際に表示されます。
また、他の海外配送サービスでは関税を商品の受け取り時に支払うことが多く、そのときまで関税額が分からないですが、アマゾングローバルであれば決済時に「輸入税等前払金」として、予測される関税額を支払うため「受け取るまで関税が分からない、どうしよう」といった不安もありません。
ちなみに関税の計算方法なども記事にしていますので、気になる方は以下のリンクからご確認ください。↓
アマゾングローバルなら海外からの返品にも対応
アマゾングローバルで日本の商品を購入し、何か不備などがあった場合は、海外からの返品(返送)にも対応しており、しっかりと返品・交換の手続き方法が明示されているので安心して利用が可能です。
しかも場合によっては返送料も返金される可能性もあるので、「海外からの返送料が高いから返品はやめておこうかな」と泣き寝入りする必要もありません。
返品・返送の際にはやはりアマゾングローバルが良く配送業者としているDHLにお任せするのですが、保険付きの発送方法となるので返送時の商品の破損・紛失などについても心配無用です。
詳しくはアマゾンの「海外から返品する」のページをご確認ください。
なお、返品後の商品代金や返送料に関してはAmazonギフトカードでの返金になる可能性があるとのことなので、その面も留意しておくべきです。
私も一度アマゾングローバルを利用して海外から返品しましたが、やはりAmazonギフトカード番号をメールで送信する形での返金でした。
また、補足となりますが「輸入税等前払金」に関しては払いすぎていた場合、約2か月後(正確な日数の明示はありません)にクレジットカードへの返金となっていました。
これまで数えきれないくらいアマゾングローバルを利用してきましたが、「輸入税等前払金」が足りなかったケースはなく、むしろ払いすぎて返金されることが多かったので、忘れたころに使用したクレジットカードへ返金があっても驚かないようにしましょう。
アマゾングローバル以外でも本人確認手続きが不要なサイト2選
ここまでアマゾングローバルを推しに推してきましたが、それ以外にも海外配送サービスでおすすめな2選を紹介します。
日本の中古品が揃っているメルカリやヤフオクの商品を海外から購入可能な「Buyee(バイイー)」や、日本のECサイトにある商品なら何でも購入して海外発送してくれる「ゼンマーケット(Zenmarket)」があります。
いずれも以下の記事で使用方法や仕組みなどを紹介していますので、気になる方は是非ご確認ください。↓
いずれもアマゾンにはない掘り出し物の商品があり、海外にいる日本人だけでなく外国人からの利用者も多いそうです。
現に私の友人(外国人)もメルカリやヤフオクでしか手に入らないようなものを見つけて、毎回喜んでいます。