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EU渡航者の「ETIAS」申請が義務に!申請方法などを紹介

ETIAS(エティアス)

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みなさんこんにちは!
Passing NoteのWataruです。

あまり日本のニュースなどで見かけることがないのですが、2020年1月から「ETIAS(エティアス=European Travel Information and Authorization System=欧州渡航情報認証制度)」制度の運用が開始されます。

これにより、EU(欧州連合)の旅行資格がある各国旅行者は、渡航前に「ETIAS(エティアス)」への申請をしなければ、仮に渡航チケットを持っていたとしても、EU加盟国への入国が不可になるほか、まず飛行機への搭乗が拒否されます。

今回は「ETIAS(エティアス)」への申請がいつから義務化になるのか、そして誰が申請しなくてはいけないのか、更には申請方法などについて説明していきます。

「ETIAS(エティアス)」申請の義務化は2021年から

EU加盟ETIAS導入国で、2020年の1月1日から制度運用が開始される「ETIAS(エティアス)」ですが、申請は「義務」ではありません。

「ETIAS(エティアス)」の申請が義務化されるのは2021年1月1日からで、導入後1年は任意となるようです。

ビザなしで一定期間渡航が許可されている国からの渡航者も、この「ETIAS(エティアス)」への申請が必要。ビザなしで様々な国へ行ける日本のパスポートを持っていても、例外にはならないので、2021年1月1日以降は注意が必要です。「導入国のビザを取得している」若しくは、「ビザ免除対象国でシェンゲンビザを保有」している方は、申請の必要はありません。

EU加盟ETIAS導入国は、

アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、オランダ、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、リヒテンシュタイン

などとなっており、「ETIAS(エティアス)」のウェブサイトの「ETIAS Countries」から全ての導入国が確認できます。

「ETIAS(エティアス)」の申請はオンラインフォームで!

「ETIAS(エティアス)」は、ウェブサイトETIAS.COMのオンラインフォーム「ETIAS Application」から必要事項を選択して申請が可能です。

今からでも必要事項の選択は可能ですが、全て選択しても「2021年以降から必要になります」といった旨の文言が表示され先に進めません。

ここから申請できるということだけ覚えておきましょう。特にオンラインで航空券を1人で購入すると、旅行あっせん会社と違い「ETIAS(エティアス)」のことを教えてくれる人がいないので、忘れないようにしましょう。

「ETIAS(エティアス)」を申請してから審査が終わるまで、96時間から最大2週間ほどかかるとされており、空港で申請を忘れていると気づいても手遅れになります。そのため、航空券を購入したらすぐに申請を済ませておきたいところです。

因みに、義務化されてから選択・入力が必要なものは以下となります↓
申請者情報
1.姓
2.名前
3.生年月日
4.その他の名前
5.出生地
6.性別
7.現在の国籍
8.申請者の親の名前
9.自宅の住所
10.メールアドレス
11.電話番号

パスポート情報
1.パスポート番号の情報
2.他の国籍や市民権に関する情報
3.永住権の住所。

その他質問
最初に入国する国
学校または現在の職業情報

適格性の質問
1.病状または他の感染性または伝染性の寄生虫性疾患に関連する。
2.過去の犯罪の有無
3.戦争地域の国への渡航歴
4.移民または渡航履歴について
5.EU加盟国にへの入国拒否または強制送還歴
6.申請者が未成年者の場合、未成年者の責任者の身元について

7.申請者が申請人本人とは異なる第三者によって提出された場合、その者およびその会社の身元(該当する場合)
(出典:ETIAS、http://etias-euvisa.com/how-to-apply-etias/

「ETIAS(エティアス)」の申請料金は?

現時点で発表されている「ETIAS(エティアス)」の申請料金は18歳以上が7ユーロ、それ以下は無料(子供も申請が必須)。クレジットカード決済のみ対応。審査がおりてから、有効期限は3年間とされています。

有効期限は3年間となっていますが、滞在可能期間はあくまでも「シェンゲン協定」で定められている「過去180日間のうちの90日以内」となります。

「シェンゲン協定」については以下の記事で詳しく解説していますので、是非ご覧ください!↓

【簡単に解説】ヨーロッパのシェンゲン協定とは?
ヨーロッパではEU(ヨーロッパ連合)加盟国が多く、それによってどんな人でも、ヨーロッパ内に入れば国境検査や、パスポートの提示をしなくても自由に行き来できると考えている人がいると思います。 しかし、ヨーロッパだからといって必ずしも自由に行き来...

なぜ「ETIAS(エティアス)」の申請が必要なのか?

「ETIAS(エティアス)」を申請すると、その情報がインターポールなどといった国際公的機関などのデータベースと照合、審査が行われます。

空港のセキュリティ強化や危険人物の事前排除などが目的で、潜在的なセキュリティ・リスクの予測も可能となるとしています。

最後に

パスポートの有効期限が3年以下でも申請は可能ですが、「ETIAS(エティアス)」もパスポートの有効期限以内となってしまうことに注意しましょう。

【2025年春以降に義務化】ヨーロッパのETIASが更に延期の可能性が浮上
ヨーロッパ(シェンゲン協定加盟国)に旅行やビジネスで出張などに行かれる方は、「ETIAS(エティアス=European Travel Information and Authorization System=欧州渡航情報認証制度)」について...

EU加盟ETIAS導入国以外でも、アメリカ「ESTA」やオーストラリア「ETAS」、カナダ「eTA」と、似たような制度が各国で導入されています。

海外に渡航する際は、しっかりと申請して飛行機への搭乗拒否や入国拒否をされないようにしたいですね!

アメリカやイギリスといった英語圏に行く予定のある方などに、独学で英語を学び、フリーランスの翻訳家になった私がおすすめする英語の学び方についても、記事を執筆しています。是非ご覧ください↓

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それでは、À bientôt!

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