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ETIASの施行が再度延期!申請方法などを交えて改めて紹介

ETIAS(エティアス)

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みなさん、こんにちはPassing NoteのWataruです。

旅行の予定がある人で、「ヨーロッパに今後、パスポートを所持しているだけで入国はできなくなります」と聞くと、少し焦りませんか?

今回は、ETIAS(エティアス)について新しい情報が入ってきましたので紹介したいと思います。

2024年1月からとされていた施行日がいつになったのか、申請方法なども改めて解説していきます。

ETIASの施行は「2025年春」

ETIASは「欧州渡航情報認証制度」の略で、元々は2020年ごろに制度が施行される予定でした。

それが感染症の拡大やその他諸々の事情で延期に延期が重ねられて、2024年の1月から施行予定とされていました。

そこから更に今回、「2025年春」に施行ということで、11月にプレスリリースが発出されています。↓

・『EUがETIASの導入延期を発表 出入国に不可欠な“EES”システムの構築が難航

理由として挙げられているのが、EESシステム構築の難航です。

このEESシステムは簡単に言うと、ETIASを運用する上で一番基礎となる申請をしたり認証したりするシステムで、これが完全に構築されていないともちろん制度の施行および運用が難しくなるわけです。

こういったことから再度の制度の施行延期になってしまっています。

因みにこのEESシステムですが、導入されるのは2024年の秋からということなので、既に導入されているか、若しくは導入間近といったところですが、システムの効率化を検証し、機能が安定した段階でETIASの運用を開始することとなっています。

【フランスが要請】ヨーロッパの出入国スキーム「EES」が再延期の可能性大
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なので、2025年春までにETIASの運用システムを効率的に機能させられるようすると認識しておいて間違いないと思います。

改めてETIASについて申請方法などを解説

このPassing Noteでも過去何度か制度の内容については紹介してきましたが、「ETIASが必要な国」や「申請が必要な国籍の人」などの数について変化がありますので、改めて解説していきます。

簡単に言ってしまうと「2025年春」以降、ETIAS認証を受けていない人はETIAS加盟国(EU諸国)への入国ができなくなります。

これを聞くと「え!?大変じゃん」と思う方が一定数いるかもしれませんが、申請から認証を受けるまで難しい手続きなどはないので、問題がなければ誰でも認証が受けられると思っていて間違いありません

ETIASの申請をするには、同制度の日本語サイトの英語版とも言えるEtias.comにアクセスし、そのページにある「Application(申請)」から認証申請をすることとなります。

しかしながら現時点ではシステムがまだ構築されていないため、「ETIASが必要な国」や「申請が必要な国籍の人」を確認することができる選択フォームが用意されているに留まっていますが、制度が施行されてからはこちらのページから申請すると考えておいて良いです。

ETIAS Application

「ETIASが必要な国」や「申請が必要な国籍の人」は?

「ETIASが必要な国」は現時点(2023年11月時点)で、

アイスランド、 イタリア、 エストニア、 オーストリア、 オランダ、 ギリシャ、 クロアチア、 スイス、 スウェーデン、 スペイン、 スロバキア、 スロベニア、 チェコ、 デンマーク、 ドイツ、 ノルウェー、 ハンガリー、 フィンランド、 フランス、 ベルギー、 ポーランド、 ポルトガル、 マルタ、 ラトビア、 リトアニア、 ルクセンブルク、 リヒテンシュタイン

の27か国への渡航時にETIASの申請が必要となります。

これは現時点の国数になるので、ETIAS加盟国が増えることも考慮して、渡航するたびに確認することをおすすめします。

また、「申請が必要な国籍の人」は、

日本、韓国、イギリス、アルバニア、アンティグアバーブーダ、アルゼンチン、オーストラリア、バハマ、バルバドス、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブラジル、ブルネイ、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ、エルサルバドル、ジョージア、グレナダ、グアテマラ、ホンジュラス、香港、イスラエル、キリバス、マカオ、マレーシア、マーシャル諸島、モーリシャス、メキシコ、ミクロネシア、モルドバ共和国、モンテネグロ、ナウル、ニュージーランド、ニカラグア、北マケドニア、パラオ、パナマ、パラグアイ、ペルー、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、サモア、セルビア、セイシェル、シンガポール、ソロモン諸島、台湾、東ティモール、トンガ、トリニダード・トバゴ、ツバル、ウクライナ、アラブ首長国連邦、アメリカ合衆国、ウルグアイ、バヌアツ、ベネズエラ

となっており、日本も該当するので必ずこの制度について理解しておきましょう。

「申請料金」や「申請時に必要な書類」などについては過去の記事で紹介しています。↓

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EU加盟国ではないイギリスはETIASが必要になるのか

イギリスやアイルランドはヨーロッパとして考える方も多いですし、もちろん欧州圏に入っています。

なので「ETIASの認証取得が必要でしょ」と思われる方が多いかもしれませんが、EU加盟国ではないため、ETIASの申請をする必要はありません。

ただ、この制度は元々テロや犯罪を未然に防ぐことなどを目的に創設されたものなので、今後イギリスとアイルランドがETIASを必要にする立場を表明する可能性もありますので、渡航する際は最新の情報を入手してから渡航するようにしましょう。

最後に

アメリカでは「ESTA(エスタ)」や、カナダでは「eTA(イータ)」といった同様の制度が既に運用されていて、これを知らずに申請なしで渡航しようとした結果、入国拒否や飛行機への搭乗拒否などといったケースも起きています。

ETIASでも「そんな制度知らなかった!」と言っても入国が認められないので、ヨーロッパへよく旅行やビジネスなどで行く方は、制度を適切に理解しておくと良いですね!

それでは、À bientôt!

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