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【ETIASより大問題】EUの出入国スキームで空港において14時間待ちも発生

ETIAS(エティアス)

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ヨーロッパでは2025年春から「ETIAS(エティアス=European Travel Information and Authorization System=欧州渡航情報認証制度)」の施行が予定されていますが、その前に大きな問題がもう1つ発生しそうです。

ETIASの英文公式サイトである「ETIAS.com」において、2024年10月にEUの出入国スキーム(EES)が導入されることで空港や船、鉄道で国境を越える際に手続きなどで14時間にもおよぶ行列が生じる懸念があるといった内容の記事がリリースされました。

今回はEUの出入国スキームによって生じる問題と、その理由、今後どのようになっていくことが考えられるのかについて紹介していきます。

ヨーロッパ各国における観光客や旅行業界なども深刻なダメージを受けることが考えられるのでこの問題は見逃せません。

ちなみによく「既に何らかの手続きや認証を得る必要がありますか?」と、ご質問をいただきますが、2024年10月までは何もすることなくヨーロッパ各国に入国することが可能です。

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EUの出入国スキームで国境チェックを強化する狙い

まず出入国スキーム(以下、EES)は10月6日から導入が予定されていますが、「何それ?」と思う方が大半ではないでしょうか。

簡単に説明すると、日本人などを含めた非EU市民のバイオメトリクスデータを出入国時に収集し、国境チェックを強化するものです。

顔写真や指紋などのデータを収集しておき、テロや犯罪の抑止・防止につなげるためのスキームとなっています。

海外旅行をよくする方はここでお気づきかと思いますが、EESによって空港などの出入国手続きが増え、処理能力や人員の確保ができないと、大行列が生じてしまう可能性があるのです。

特にヨーロッパでは鉄道駅や空港において人員不足が顕著となっており、EESが導入されることによって鉄道やフライトの運航自体にも影響が生じる可能性が指摘されています。

また、英国議会の欧州精査委員会へは既にEESに関して厳しい警告が提出されており、英仏海峡に面した港湾都市ドーバーの港においては14時間にもおよぶ大行列ができる可能性があるとされています。

「ドーバー港だけなら大丈夫だな」と思ってしまいますが、影響はこれにとどまりません。

そこに向かう道路やほかの交通機関にも影響が波及し、同じような行列や問題が生じるとされています。

ではなぜここまでの行列が生じる可能性があるのか、その原因を次に挙げていきます。

EESで旅行の繁忙期において制御不能に、事前登録も不可

EESが導入されることによって、ユーロスターなどの国境をまたぐ鉄道における入出国審査いわゆるパスポートコントロールで、旅行の繁忙期に処理能力が追いつかずに制御不能となることも考えられています。

しかしこういった混乱が想定されているにもかかわらず、旅行者自身が事前にオンラインでバイオメトリクスデータや、各種情報の登録ができるようなシステムが構築されないことも大きな問題です(現時点ではシステムの導入は未定・無計画)。

こういったことから旅行者が多く利用する空港をはじめ、主要鉄道ターミナルなどでEESに係る全ての手続きをスタッフが行う必要があるため、キャパシティをはるかに超えてしまうことが懸念されています。

ETIASとは別の手続きでスムーズな出入国の妨げに

ETIASではオンラインで認証を取得しておけば空港などで問題になることはありませんし、これによってスムーズに入国が可能となる国籍の人も多くいると想定されていました。

ETIASに関する記事も幾つか書いていますので、気になる方は以下のリンクからご覧ください。↓

ETIASの施行が再度延期!申請方法などを交えて改めて紹介
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EU渡航者の「ETIAS」申請が義務に!申請方法などを紹介
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しかし、このEESはETIASとは別の手続きとなるため、ETIAS認証を取得していたとしても空港や鉄道駅、港などでデータ収集のための手続きは避けられず、出入国の大きな妨げになるのです。

空港や鉄道、港で旅行客が引き返すことは困難ですが、ヨーロッパは陸続きの国が多いため、EESによる渋滞などの発生で引き返す人も多くなり、その結果、ほかの道路などでも大渋滞の発生につながることも懸念されています。

また、旅行者が長時間出入国で待たされたことによって、その後の旅程を変更せざるを得なくなったり、キャンセルしたりする事態も想定されることから観光業界へも大きな打撃となるとの指摘もあります。

欧州委員会関係者にEES導入の延期を求める声も

こういった問題・課題点が浮き彫りになっていることから、欧州委員会関係者にEES導入の延期を求める声も寄せられており、延期をしない場合はオンラインで事前登録するシステムの構築・導入が必要だと考えられています。

また、もともとEESはETIASの数か月前に導入されて、その後ETIASが施行される予定でした。

そのためこれは個人的な見解ではありますが、仮にEESの導入がさまざまな課題によって延期されることになれば、ETIASも必然的に延期されると思っています。

その前に以下の記事でも解説しましたが、ETIAS自体にも課題が生じているためEESの問題がなくとも延期される可能性は高いとみています。↓

【2025年春以降に義務化】ヨーロッパのETIASが更に延期の可能性が浮上
ヨーロッパ(シェンゲン協定加盟国)に旅行やビジネスで出張などに行かれる方は、「ETIAS(エティアス=European Travel Information and Authorization System=欧州渡航情報認証制度)」について...

欧州委員会はEESやETIASの延期などに関する情報は依然として発出していないので、引き続き各方面の動きを注視して、今後もこのブログで紹介していきます。

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