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【フランスが要請】ヨーロッパの出入国スキーム「EES」が再延期の可能性大

ETIAS(エティアス)

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ヨーロッパ各国に入国する際に申請が必要となる「ETIAS(エティアス=欧州渡航情報認証制度)」の施行が、何度も延期されていますが、ここにきてEESも再延期される可能性が高まっています。

今回はその理由と、改めてEESがどういったものなのか、そして施行されることで想定されている問題などについて解説していきます。

ヨーロッパへ旅行などをされる人のために結論から言っておくとEESに関しては2024年10月まで、これまで通り日本のパスポートのみでEU各国に入国できますし、ETIASについても2025年5月までは申請が不要となるため、安心して出国していただけたらと思います。

ただ、施行日が前倒しになったり、新たな制度が生まれたりする可能性もゼロではないため、必ず出国前には自身で情報を検索して得ておくようにしましょう。

ETIASに関する情報は公式サイトで順次更新されていますので、以下のリンクからご確認ください。↓↓

ETIAS News & Information For Visitors Coming To Europe
News and information about ETIAS (European Travel Information and Authorisation System). The ETIAS is similar to ESTA an...

まだ、ヨーロッパ各国に入国するための航空券や鉄道・バスなどのチケットを購入していない方は、ヨーロッパ国内のLCCなども簡単に日本語で検索・予約できる「Omio」がおすすめです。↓↓

フランスがオリンピック開催に伴いEESの延期を要請


EESは元々2024年5月に施行が予定されていましたが、フランスがパリ・オリンピックの開催に伴い混乱が生じることなどを理由に延期を要請し、今のところ2024年10月の施行が予定されています。

EESが施行されることで、現行のパスポートの出入国スタンプがなくなり、電子的に出入国者のデータの管理が可能となるのですが、関連システムの開発や空港でのスタッフの対応などさまざまな課題が残っています。

仮にシステムが導入されたとしても、空港などのグラウンドスタッフの人手不足などによって最大14時間の行列が発生すると予測もされているほか、そこで待たされた観光客などがその後の旅程の変更やキャンセルをせざるを得ない状況が生じ、観光業界にも大きな影響が及ぶとされています。

こういったことから「2024年10月の施行も延期するべきだ」という声が各方面から上がっており、更に延期される可能性が高まっているのです。

EESの延期については先日の記事でも説明していますので、気になる方はご覧ください。↓↓

【ETIASより大問題】EUの出入国スキームで空港において14時間待ちも発生
ヨーロッパでは2025年春から「ETIAS(エティアス=European Travel Information and Authorization System=欧州渡航情報認証制度)」の施行が予定されていますが、その前に大きな問題がもう1...

EESの認知度が低いことも課題の1つ

ヨーロッパへ空や陸・海から入国する際に、EESのシステムへ指紋と顔画像などの情報を登録するのですが、その時間や手間、人員の少なさのほか個人的に課題だと確実視しているのは認知度の低さです。

義母などの話を聞く限りフランス国内でもあまり報道がされておらず、実際に周りのヨーロッパ国籍の人たちに聞いても「そんなの聞いたことないよ」などと認知されていない現状があります。

施行後にも認知されるまで猶予期間があるようですが、ETIASの認知度もかなり低い中で、その前にEES施行となると大きな混乱が生じることが想定されます。

EESがテロ、犯罪者、不法滞在(オーバーステイ)の抑止に

そもそもEESは主にテロリストや犯罪歴のある人を洗いだして入国を未然に防ぐことや、入国記録や顔画像、指紋などを電子的に管理して、入国後してから不法滞在(オーバーステイ)をしている人を簡単に見つけだすために構築されたシステムです。

そのシステムを構築・運用する中で各国とのデータ共有は欠かせませんが、データ共有がスムーズにいかなかったり、それを渋ったりする国もあったりと、なかなか全ての国が足並みをそろえていない現状があります。

また、EUだけであれば何とかなりますが、ヨーロッパ各国にはEU圏外・シェンゲン協定加盟国以外の国からも渡航者がいるため、これまで関係が深くなかった国にも、システムに関連した対応を要請することになるなど、まだまだ施行に向けた壁が幾つも存在しているのです。

ただ合法的に入国を目指す人が受ける影響を少なくするため、何らかの形で措置が講じられる可能性もあるとされています。

2024年10月から2025年5月までEU入国の際は注意

EESは施行されても旅行者は特に何か手続きをする必要はなく、空港での入国手続きが増えるため待機時間が長くなることだけ気にかけておけば良いので、2024年10月以降にEU各国へ入国する場合は最新の情報を得ておくのと同時に、余裕を持った旅程を組んでおくと良いです。

2024年5月からのETIASに関しては、EU(正確にはシェンゲン協定加盟国)へ渡航する前にETIASの認証を受けていないと、飛行機への搭乗や入国拒否の可能性も否定できないので、ヨーロッパ旅行する方や海外出張をされる方は特に同制度の内容と最新情報を必ず確認しておきましょう。

ETIASの詳しい制度の内容などについては当ブログでも紹介しています。以下のリンクカードからご覧ください。↓↓

ETIASの施行が再度延期!申請方法などを交えて改めて紹介
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