みなさんこんにちは!
Passing NoteのWataruです。
国際郵便で海外に荷物を発送する際に「危険物は送ることができません」と郵便局で言われることから、ライターなど明らかに危ないものは内容物に含めないですよね。
その中でも国際郵便でリチウム電池が送れないのは、私自身も知っていました。
でも実際はスマホやパソコン、カメラのバッテリーとして良くリチウム電池が使用されています。
国際郵便でそういった機器を送る場合はどうしたら良いのか、リチウム電池を送る場合の条件などを今回は徹底解説していきます。
答えから言うと、リチウム電池は条件さえ守れば国際郵便で送ることができます。
国際郵便でリチウム電池が付いたスマホやパソコンを送ることは可能
リチウム電池と聞くと中には「どんな条件でも国際郵便で送ることはできないでしょ」と言う方もいるかと思います。
私もそう思っていましたが実際は、様々な条件をクリアすると国際郵便のEMS・航空便・SAL便・船便で送ることができます。
その条件は以下となります。↓
1. スマホやパソコンなどの機器に取り付け済み、若しくは内蔵されていること。
2. リチウムの内容量やワット/時定格値が一定限度内であること。
3. リチウム電池の単電池の場合は4個、組電池の場合は2個の範囲内であること。
4. リチウム電池の輸入を認めている国や地域であること。
国際郵便でリチウム電池を送るなら本体機器に取り付けておく
上記の条件リストの1からも分かるようにスマホやパソコン、カメラといった機器から電池を外さなければ国際郵便で送ることが可能です。
ただ注意が必要なのは新品で買ったカメラなどで、電池が外された状態でリチウム電池が入っている商品の場合「同梱」扱いとなって送れないことです。
心配な方は送る前に一度開封して、リチウム電池が本体機器に取り付けてあるか確認することをおすすめします。
2については各量や数値は以下となります。↓
リチウム金属電池&リチウム合金電池 | 「単電池」・1グラム以下
「組電池」・2グラム以下 |
リチウムイオン電池&リチウムポリマー電池 | 「単電池」・20ワット時以下
「組電池」・100ワット以下で外側の容器にワット時定格値が表示されているもの。 |
このように難しい数字がでてきたなと思うかもしれませんが、あまり考えすぎなくても大丈夫です。
一般的に正規に販売されているスマホやパソコン、カメラなどは上記の条件を満たしていることが殆どだからです。
3については、国際郵便で1度に入れられるリチウム電池の数が示されているだけなので、その上限を超えなければ問題ありません。
4については国や地域によっては認められていないところや、船便のみ受け付けている場合もあるので、日本郵便の「国・地域別情報(国際郵便条件表)」で調べたい国を検索して、手続き前に確認しておくと良いです。
因みにフランスは上記の条件を満たしておけば、リチウム電池の輸入を認めています。
国際郵便に誤ってリチウム電池を単体で入れてしまった場合は?
国際郵便の内容物に、機器に取り付けられていないリチウム電池が単体で入っていた場合は、郵便局や税関でのX線検査で返送される可能性があります。
また、仮に検査を通過して海外の空港で発見され、返送された場合は返送にかかった国際郵便の送料を請求される可能性もあるので注意しましょう。
私も1度家族に国際郵便を送ってもらいましたが海外宛の住所(私の海外の自宅住所)に誤りがあり、日本へ返送され家族のもとに戻りましたが、受けとりの際に海外から日本への返送料が請求されたこともありました。
なので繰り返しになってしまいますが、国際郵便でスマホやパソコンを送ってもらう場合は、必ず取り付けた状態で送るようにしましょう。
海外在住者で家族に国際郵便を送ってもらうのが心配という方は、日本の商品が海外でも買える「Amazon Global(アマゾングローバル)」を利用してみてください。↓
最後に
国際郵便ではリチウム電池は「航空危険物」になります。
自身で送る場合はもちろん、家族に頼む場合も一度送る前に「航空危険物」に該当しないか内容物の確認をしてから送ると良いです。
「航空危険物」の一覧はコチラ ⇒ 日本郵便「国際郵便として送れないもの」
因みに私が送ってしまいそうになったのが、カイロでした。
一覧になくても国際郵便として送れるのか心配な場合は、一度郵便局に電話などで確認することをおすすめします。
現在は国際郵便マイページサービスを介して、国際郵便の手続きをしないと返送される可能性があるので、そちらも要チェックです。↓
それでは、À bientôt!!!