みなさんこんにちは!
Passing NoteのWataruです。
フランスだけでなく海外に行くと、各種書類や手続きの申請など、現地にある日本の「在外公館(大使館・総領事館)」に行くことが多いと思います。
在外公館はほとんどの国に存在していますが、住む場所の近くに必ずあるかというと、そうではありません。
今回は、在外公館に赴く時間がないけど、どうしても行かなくてはいけない用事がある場合に、どのように対処したら良いのか、交渉方法やサービスの利用などを紹介していきます!
定期的に行われる「領事出張サービス」の利用を!
フランスに住んでいる私も居住地の近くに在外公館がなく、高速鉄道で2時間掛けて行く必要があります。
平日に仕事少しの時間なら抜けられる場合でも、そこまで遠いとなかなか予定が組めないですよね。特にフランスの場合、在外公館の昼休みがあったりと時間の調整が大変難しくなります。
そういった場合には、定期的に行われる「領事出張サービス」の利用がおすすめです。「領事出張サービス」はその名の通り在外公館のスタッフの方が定期的に各地へ出張をして、そこで各種サービスを提供してくれるというものです。
在マルセイユ日本国総領事館は2019年10月にニースとトゥールーズで、この「領事出張サービス」を提供。
フランス南東部マルセイユにある在マルセイユ日本国総領事館がフランス中南部などにもきてくれたため、多くの人が助かったと思います。
「領事出張サービス」で具体的にできること
大使館や総領事館での手続き・申請などは、殆どが本人が赴く必要があり、「領事出張サービス」で近くにきてくれるのはとても助かりますし、申請書類を取りに行くだけでも便利です。
では具体的にどういったことをやってもらえるのか、気になりますよね?
各種証明書やパスポート(旅券)の申請・受領、出生届や婚姻届などの戸籍関連の届出や、相談を受け付けてくれます。
実際、私の場合は自動車免許の翻訳をしていただいたのですが、自動車免許に関連する書類は、総領事館へ郵送でも受け付けしてもらえます。しかし、翻訳書類が出来上がったときの受け取りは、支払いや本人確認が必要で、本人が窓口まで赴く必要があるのです。
そういったときに「領事出張サービス」を利用すると、近くまで取りに行くだけで済むので、移動の負担などが大きく軽減されます。
また、出産や結婚を控えている方は、「領事出張サービス」の機会を利用して、必要書類を予めもらいに行っても良いかもしれませんね。
在外公館に行かなくてはいけないけどなかなか時間がないと言う方は、電話で近いうちに居住地周辺で「領事出張サービス」が提供されないか確認すると良いですよ。
在外公館に電話で事情を説明 各種書類などを郵送してもらう
上記の私の免許証の関連書類のように、本人が窓口に赴かないと受け取れないものも数多くあります。
でも、現地で平日は仕事をしていてどうしても行けないことなどがあると思います。
そういった場合は、電話で大使館や在外公館に理由を説明して、何とか各種書類を郵送してもらえないかお願いすると、対応していただけるときもあります。
書類の重要性や規則などもあり、一概にどの書類や手続きなら融通をきかせてもらえるのかは明確にはできませんが、私も周りの友人も含めて通常は窓口での受領が基本の書類を郵送してもらったことが何度かあります。
「在留届」を提出していないと全く対応してもらえない?!
フランスだけでなく、各国の在外公館で「在留証明」や「署名証明」、「翻訳証明」、「自動車運転免許証明」など、各種書類などは、「在留届」を提出していないと基本的に在外公館が手続き・申請の対応をしてくれません。
「基本的に」と書いたのは、ウェブサイトなどではそのように記載がされていますが実際には対応してもらえる場合もあるからです。
しかし、重要書類などになってくると確実に対応してもらえなくなるので、「在留届」を提出しておきましょう。
と言うより、海外に3か月以上居住する日本人は「旅券法第16条」で、現地の居住地を管轄する在外公館(日本大使館若しくは総領事館)に、「在留届」を提出しなければならないという“義務”があるので、必ず提出しましょう。
手続き方法や詳しい解説については、こちらの記事をご覧ください。↓
最後に
フランスに移住する前は、日本の大使館や総領事館などに行く機会はあまりないと思っていたのですが、実際に生活してみると、何度もお世話になっています。
パスポートの更新なども、大使館や総領事館で行うので、予めウェブサイトなどで手続きに必要な書類などを確認しておくと安心です。
私も、戸籍謄本など日本から取り寄せないといけなかった書類も結構あったので、情報収集は大切だと改めて実感しました。参考になれば幸いです。
それでは、À bientôt!