Bonjourこんちには!
Passing NoteのWataruです
日本と同様、フランスでもしっかりとした社会保障があり、国民の医療費などの負担が少なくなっています。
今回は、その仕組みと申請・加入方法について紹介していきます。
Sécurité Socialeに登録してCarte Vitalを受け取る!
フランスは社会保障(Sécurité Sociale=セキュリテ・ソシアル)が充実しており、日本のように基本的に加入義務のある国民健康保険l’Assurance maladie(アシュアランス・マラディ)があります。
3か月以上滞在する人なら外国人でも加入でき、l’Assurance maladieに直接赴き、書類を用いて申請する方法と、Webサイト「Ameli.fr」で加入申請を行う方法があります。
健康保険の種類をしっかり認識「CPAM」・「MSA」・「RSI」
健康保険は基本的に大きく3つに分かれており、会社員などが加入する「CPAM」、農業者などの「MSA」、自営業者の「RSI」があります。
上記は「CPAM」を申請する場合なので、個人事業主などは、またほかのサイトで申請する必要があります。
フランスでの個人事業にご興味のあるかたはこちらの記事も是非チェックしてみてください!↓
私の場合は「CPAM」から「RSI」に変更するため、「La Ram」を利用しました。それぞれ適正な健康保険を選びましょう!
また、無職の人や低所得者でも無料で加入できる「CMU」がある点が、日本と大きく異なりますね!
必要書類に関しては、労働者・学生・無職など、それぞれのステータスによって異なるため、ホームページで申請時に最新の情報を確認してください。
私のように外国人であれば、パスポートや滞在許可証、住居証明書など、どこでも提示が求められる基本的な書類は必ず準備します。
健康保険証の証明証「Attestation de Carte Vital」が届く
健康保険への登録が完了すると2週間から3週間ほどで、健康保険証の証明証「Attestation de Carte Vital(アテスタション・ド・カルト・ビタル)」が届きます。
フランスの手続きはなんでも時間が掛かるので、健康保険証が発行されるまで、これを使って受診。しばらく(人によっては数か月)すると、ICチップ付きの保険証「Carte Vital」が届くので、病院にかかる場合は日本と同様これを持参します。
医療費の負担は3割 一旦全額支払いを済ます
フランスもこの健康保険によって、医療費の負担額は基本的に3割となっており、7割を保険が負担してくれます。
日本との大きな違いは、フランスでは一度医療費の全額をその場で支払い、後日7割分が還付される仕組みとなっています。いつ還付されるか明確に示されていませんが、基本的には2週間前後であることが多いですね。
「Mutuelle(ミューチュエル)」という任意保険が負担額をカバー
中には入院費など健康保険で負担されない医療費がありますが、「Mutuelle(ミューチュエル)」という任意保険に加入しておくと、その負担額までカバーしてもらえます⭐
それぞれの保険会社によって、カバーするものが異なってくるため、自分に必要なものを選ぶようにしましょう。
因みに私は「MGEN」という会社を選びました。月々大体20ユーロ前後だったかと思います。
かかりつけ医を決定し依頼 かかりつけ医以外では負担額増も
フランスではそれぞれが信頼できる医師などを、かかりつけ医に決め、直接その医師に依頼することで、手続きを行ってもらえるほか、Ameli.frのアカウントから自身で申請も可能です。
担当する患者さんが多い場合は断られる場合があるので、あらかじめ複数の医師を候補にあげておくと良いですね。
基本的にはGénéraliste(ジェネラリスト)という一般医を選択しますが、専門医などでも問題はありません。
問題は、日本はどこの病院でも自由に行けますがフランスでは、かかりつけ医以外で受診すると、医療費の負担額が増加することがある点です。自宅からの距離なども考慮して選ぶことをオススメします。
最後に
受診する際は電話若しくはウェブサイトで、日時を予約する必要があります。
一般医であっても総合病院で働く人などもいますので、予約をしても受診が1時間以上遅れる場合がある(ホントに待たされます泣)ので、しっかりと時間に余裕をもって行くと良いです。
予約をせずに急に受診されたい場合は、総合病院に救急患者のための場所があり、そちらに赴く必要がありますので、あらかじめ場所を確認しておくと便利ですよ。
それではÀ bientôt!