みなさんこんにちは!
Passing NoteのWataruです。
フランスでAuto-entrepreneur(個人事業主/Micro-entrepreneur)をしていると、「1か月ごと」若しくは「3か月ごと」のどちらかを選んで納税をする必要があります。
通常はオンラインで売上申告から納税までワンストップで済むのですが、様々な理由からオンラインで手続きができない場合があります。
そういった場合に放置しておくと延滞金の支払いや罰金が課せられることもあるので、今回はどのようにして対処したら良いのか、その方法を紹介していきます。
Auto-entrepreneurの方でオンライン納税ができない理由
フランスのAuto-entrepreneurの方は通常、「Auto entrepreneur Un service des Urssaf」にアクセスしてマイページから売上申告や納税を行います。
しかし様々な理由からマイページから申告・納税ができない場合があります。
私が遭遇したオンラインで申告・納税ができなかったトラブルの一部を、以下に挙げておきます。
2. Urssafのサイトのマイページにバグが生じてログインできない。
3. Urssafのサイトへのアクセス集中によるサーバーダウン
4. 売上金を申告したものの、税金の支払い期限が過ぎた
こういったことがありましたが、ホームページ上では何もお知らせや案内がなく困ってしまいました。
しかしフランスではこういったことはよくありますので、冷静に順序よく手順を踏んでいけば問題なく、ストレスも少なく済みます(笑)
Auto-entrepreneurのマイページにログインできないときは?
上記のトラブル例の1.から3.の場合は、マイページにアクセスできないため、各地域の管轄となる税務署に連絡します。
私は「Urssaf Languedoc-Roussillon」に電話で問い合わせました。
「Auto entrepreneur Un service des Urssaf」のホームページの最下部に、「Nous contacter(問い合わせ先)」という項目があるので、電話・メール・予約訪問のいずれかを選ぶことができます。
個人的には電話若しくは予約訪問で問い合わせることをおすすめします。
メールだといつ返事がくるのか分からず、待っている間に催促状などが届くと厄介だからです。
電話受け付けの担当の方は非常に優しいと、フランス人が書いているブログなどでもよく言われているように、私も丁寧に詳細にわたって教えていただけました。
因みに対処法としては、サーバーダウンなどの場合は復旧するまで待つしかないようです。
また、バグなどで登録されているSIRETやメールアドレスでログインできない場合は、その場で口頭でやりとりをして、パスワードなども含めて再設定していただけます。
売上金を申告したものの、税金の支払い期限が過ぎた場合
「Auto entrepreneur Un service des Urssaf」のマイページから売上金を申告したものの、税金を支払うのを忘れすなどして納税期限日が過ぎてしまった場合も、オンラインで納税することができなくなります。
基本的に納税期限が過ぎてしまうと、納税額に延滞料率が加算されるとともに、延滞金として51ユーロを支払う必要がでてきます。
しかし、毎月納税期限を過ぎていたり、悪質であったりしない限り、すぐに納税すれば延滞金などを課せられることはありません。
納税期限日を過ぎてオンラインで納税できなくなっても、マイページの「Mon auto-entreprise au quotidien」で、「Ma messagerie」の中にある「Nouveau message(新規メッセージの送信)」から、事情を説明することで、「こちらに納税額を銀行振込してください」と口座番号などを返信してくれるので、そちらに速やかに振込をするだけとなります。
最後に
嬉しいことにフランス在住で、日本の会社と取引をしている個人事業主の方からよく質問をいただきますが、中には日本で納税をしたほうが良いとアドバイスすることもあります。
詳しくは下の記事で解説していますので、一読していただけると幸いです。
日本の税理士さんに相談するのも1つの手だと思います。
私自身も「税理士ドットコム」は日本にいたときにお世話になっていたサイトなので、是非利用してみてください。
それでは、À bientôt!!!