みなさんこんにちは!
Passing Note(パッシングノート)のWataruです。
フランスで翻訳者・ライターとしてAuto entrepreneurをしている身なので、音声ファイルや文章ドキュメントなどを多く取り扱うことがあります。
そこで音声ファイルから文字を手軽に抽出できないかと調べていると、多種多様な文字起こしツールが見つかりました。
しかし有料であったり、無料だと利用制限がかかったりと選ぶのに一苦労しました。
今回はその中でも1番使いやすく、導入もしやすい音声ファイルの文字起こしブラウザツールを紹介します。
使用方法も画像で解説していきますので、是非参考にしてください。
音声ファイルの文字起こしツール、無料かつブラウザで使用可能
音声ファイルを文字起こしするもので、良く紹介されているのがGoogleドキュメントの「音声入力」機能です。
同機能はパソコンなどで音声ファイルを再生し、それを認識させて文字起こしする方法と、実際にリアルタイムに話して文字起こしをする方法の2つがあります。
しかし、音声ファイルを再生している間は、パソコン上などで何も作業できないほか、再生が終わるまで待たないといけないデメリットがあるのです。
そこで私は、音声ファイルをアップロードして、自動で音声を解析し文字起こししてくれて、かつブラウザ上で使用できるツールを探していました。
Windowsはもちろんですが、Chromebookも使用することがあるので、以下の条件でブラウザ上にて利用できる文字起こしツールを探していたのです。↓
・ブラウザ上で利用が可能
・無料で利用制限が少なく使いやすい
主に上記の3つの条件で調べていたところ、LINE株式会社が提供する「CLOVA Note」を発見しました。
音声ファイルをアップロード、文字起こしする「CLOVA Note」
同ツールは2022年5月24日からβ版として提供され、AndroidとiOS向けの無料のAI音声認識アプリとなっています。
パソコンやタブレットからブラウザ版を使用することも可能。
パソコンやタブレット、スマホのマイクで音声を直接認識させて、リアルタイムに文字起こしできるほか、mp3やwavなど、あらかじめ収録した音声ファイルをアップロードして、文字起こしすることもできます。
Googleドキュメントと異なる点は、収録された音声ファイルを自動解析し、再生などをすることなく、すばやく文字起こししてくれることです。
私の滑舌の悪い音声でもAIが高精度に文字起こしをしてくれましたし、全て再生することもないので時間削減にもなります。
以下に「CLOVA Note」の特徴を幾つかピックアップしておきます。↓
・AI音声認識のため精度が高い
・1か月300分までの音声ファイルのアップロードが可能
・音声内容の収集を許可することで制限を1か月600分にすることも可能
・日本語、英語、韓国語、中国の中から選択して音声を記録
・音声認識率を高めるためによく使う単語の登録が可能
音声ファイルを文字起こしする「CLOVA Note」の使い方
まず、ブラウザから「CLOVA Note」にアクセスすると、LINEアカウントのパスワードの入力などが求められますので、所有しているアカウントでログインしてください。↓
次の画面では「CLOVA Note」にアクセス許可を選択する項目が表示されるので、それぞれ任意でスライドをON/OFFにします。↓
同画面の下の方にある「許可する」ボタンを押してログインが完了です。↓
音声ファイルをアップロードするには、「CLOVA Note」のホーム画面の左上若しくは中央にある「新しいノートを作成」ボタンをクリックします。↓
画面中央の「認識言語」の選択を行い(デフォルトでは日本語になっているかと思います)、「ファイルアップロード」ボタンを押すことで、パソコンなどにある音声ファイルを選択・アップロードが可能です。↓
「CLOVA Note」で、音声ファイルからの文字起こしした文をメモしておくノートもありますし、文字起こしした文をWordなどにコピペするのもありだと思います。
因みに、音声の録音と文字起こしを同時にできるのはアプリ版のみなので、その場合はアプリをインストールしてご利用ください。
音声関連では、YouTubeを音声のみ再生する方法を紹介しています。
気になる方は是非、ご覧ください。↓

それでは、À bientôt!!!